■新選組 (岩波新書)
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新選組 (岩波新書) 岩波書店 >>当商品の最安値チェック 当商品の発売日: 2003-09-20 |
カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| 他にない切り口! 評価: |
| この本は面白いです。他にない切り口でしかも「まとも」です。こう考えたら他の本は「贔屓の引き倒し路線」が多いですからね。特に近藤が「幕府が攘夷を決行する」ことを最上級の命題と考えていて、そこから時代の変遷と共に自分の視野が広がり、自分の考えに変化が生じることとその命題との「調和」に様々な葛藤が見られるのが非常に興味深い。初めから「何が何でも徳川幕府側だ、難しいことは俺にはわからん」という路線でないところが他の書物では切り捨てられている視点で実に新鮮です。まあこの作者くらいの知識と頭脳がないと無理な切り口であるような気がします。この作者の他の作品も読んでみたいと思います。 |
| 面白い!! 評価: |
| こう言う本を探していました。 私情を挟まず、現存する資料を基に、個々の感情や状況なども考慮し、 何処までも真実を追っている内容で、やっと見つけたと言う感じです。 実像と虚像と個人の主観が余りに入り乱れていて、本当の近藤勇の姿を 見出せないでいましたが、この本でやっと実像が掴めた気がします。 |
| スポットライトを浴びた近藤勇 評価: |
| 大河ドラマ「新撰組!」の影響で、いわゆる新撰組モノの小説を3冊読んでみた。ビギナーにとって意外に感じたのは、テレビと違って局長/近藤勇の存在感が希薄なのである。副長/土方歳三はフィクサーで、あくまで新撰組を取り仕切ってきたのは俺なのだ!とばかりに大活躍&クール。本書を読むと、これまでの歴史書なり小説において、近藤の残したたくさんの書簡が全然活用されていなかったらしい。ということで、本書はコロンブスの卵的に近藤書簡を基軸に、他の資料と照らし合わせながら、改めて新撰組の栄枯盛衰をクロニカルに綴ったものである(らしい。なにぶんビギナーなので)。これまでの新撰組研究の素養があるとより感慨深い読後感が得られるのであろう。親しみやすい新書という体裁でありながら、けっこう専門的である。大河ドラマの今後の展開は丸分かりになってしまった・・・。 |
| 新選組の実態とは? 評価: |
| 新選組が好きな方であれば、彼らがどういう経緯で結成され、京都でどのような活動を行い、局長の近藤勇がどこで斬首され、そして土方がその後どういう行動を辿ったかという一連の歴史の流れはご存知かと思う。 この本はその一連の歴史を追いながらも他の新選組関連書籍と違う点は「近藤勇書簡」からその実態を浮き彫りにしていることだ。 小説・映画ドラマの主人公となりえる「アクションスター」の新選組ばかりを見ていると見落としてしまいそうな新選組の実態。 歴史的な新事実のようなことは出てこないけれど、ある意味、目から鱗が落ちるような、内容のある本だ。 |
| さすが松浦氏 評価: |
| 唯一の新撰組研究書といえるだろう。これまでの、歴史学的史料に基づかない新撰組研究に、一石を投じた本であるといえる。 私の知る限り、唯一の歴史家が書いた新撰組の本ではないだろうか。それを新書という限られたスペースにまとめた点も、また高い評価を与えてしかるべきであろう。 ただ、恐るべきは、多くの新撰組ファンが、歴史学とは無縁の人たちで、そういった人たちの中で今までの新撰組関連の本が大きな影響を与えている現状では、この本に書かれている、今までの研究成果(と呼べるかどうかも微妙ではあるが)を気にせず、ある程度史料に基づき筆者が考えた新撰組像を受け入れられないのではないかという危惧が消せないということだけだろうか。 筆者は特に勝海舟研究家として知られており、今までおろそかになりがちだった、近藤捕縛に際して土方が如何な助命工作をしたかという点において、特にこの研究成果が生かされているのではないか。 これから新撰組を研究してみようという人には、ぜひこの本を読んでいただきたい。その際は、文中によく出てくる「いまでは?考えられていたが」という点は無視していて、「あー、そうなのか」くらいに考えていただいて、読んでいただければ良いと思われる。 |
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