困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)

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 ■困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)

困ります、ファインマンさん (岩波現代文庫)
原著:Richard P. Feynman 翻訳:大貫 昌子 
岩波書店

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当商品の発売日:

2001-01


カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

ファインマンの魅力全開 評価: stars-5.gif
本書のハイライトは,何と言ってもスペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故調査委員会の部分であろう.委員の仕事を引き受けるかどうかで迷っていた時,最終的に引き受ける決断をする最大の要因は,妻グウェネスの勧めであった.

本書を通じて,ファインマンの科学者としての高潔な姿勢と周囲のしがらみに左右されない意志の固さを窺い知ることができる.委員会の仕事においても,真相を追究するためには,すべて自分で行動し,体験してみないと判断できないという正に科学者としての姿勢が現われている.そういうところが多くのファンを持つファインマンの魅力であろう.

わたしたちはどのようにして生きられるか 評価: stars-5.gif
 愛するアーリーンの若い死と、僕ら健康者の生の違いを、「量的な違い」に還元してしまうところは、いかにもファインマンらしい。僕らの人生の状況は「偶然」にすぎない、と断言するファインマンは、彼の物理学とオーヴァーラップする。そのファインマンも、若年で参加したマンハッタン計画での被曝が原因と思われる病気で亡くなる。しかし、その間際、国家プロジェクトにふたたび参加して、スペースシャトル事故調査委員会の一員として、国家の悪に挑む。まさにカッコいい、感動的なリチャード・ファインマンの人生です。
 この本は、ファインマンが、年若い友人に語ったエピソードを、編集したもので、とても読みやすくできています。(わたしはまったくの素人ですが)ファインマンの仕事と人生を思うとき、非常に感動的な本として記憶されるでしょう。

 解説の立花隆さんは、ファインマンの著作の成り立ちを懇切に解き明かしてくださって、参考になりました。

自分で考え行動するることの大切さ 評価: stars-5.gif
他の人の意見がどうであれ、自分が正しいと思ったことをする行動力。
これこそファインマンさんの真骨頂であり、スペースシャトルの事故調査の章を読んだあとは、本当にスカッと爽快な気分にさせてもらいました。
また、「何かの名前を知っていることと、何かの意味を本当に知ることは違う」「ひとがどう思おうとかまわない!」といった彼の考え方が作られた過程の話も非常に参考になります。自分で考え、行動することの大切さを教えられました。
是非皆さんも読んでみてください。きっと気に入ると思います。

こりゃぁ面白い 評価: stars-5.gif
エッセイ集と書いてあったので、てっきり本人が書いたのかと思ったら、さにあらず。小話としてファインマンさんが言った事を思い出して書かれたものだそうです。そうとは言え、軽妙な文体で読みやすく、エッセイとして扱っても問題はないと思います。

様々な話が短編小説集の様に集まっていますが、特に優れていると思ったのが、学生時代に結婚し死別したものと、スペースシャトルの事故調査委員会時代のものです。

対象が人とモノと両極端ですが、一途に問題にあたっていく姿は、立派なものだと思います。単に科学者としての姿勢だけでなく、私生活においても筋の通った生き方をされた事が分かり、自分の生き方を決める上で、参考になるものです。一読をお勧めします。

科学の面白さをもっと早く知りたかった 評価: stars-5.gif
前半は、早逝した一人目の奥さまとのエピソード。入院生活の長い奥さまが退屈しのぎに考え出すいたずらに、迷惑しつつも決してそれを悟らせず、逆に一緒に楽しんでしまおうとするあたりに、暖かいけど決して押しつけがましくないファインマンさんのお人柄が見てとれる。科学に造詣の深くない私にとって、科学からは若干離れたこの章は、本当に心に残る。

中盤は、前作に収めきれなかったユニークなエピソードがいくつか。そして後半は、スペースシャトル「チャレンジャー号」が1986年に空中で爆発した後、大統領事故調査委員会のメンバーとして、レーガン大統領のもと原因究明した顛末が描かれている。本音で生きてきたファインマンさんにとって、政治の都ワシントンでの腹蔵ある駆け引きは、苦労の多いものだったことだろう。最後の最後になって署名削除も辞さじとした科学者としての矜持と科学に対する情熱。ファインマンさんは、最後までファインマンさんだった。全体的に、前作「ご冗談でしょう、ファインマンさん」よりも、ファインマン像が鮮明に心に残るエッセイだった。


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