■わが闘争 上―完訳 角川文庫 白 224-1
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わが闘争 上―完訳 角川文庫 白 224-1 角川書店 >>当商品の最安値チェック 当商品の発売日: 1973-10 |
カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| ええかげんなオッサンの「ええかげん」な本 評価: |
| 非常に有名な本であり、ヒトラーが刊行を後悔した本でもある。ナチス党が貧しい時期、党費捻出のために刊行した本であり、獄中でヒトラーが口述したものをアマンら側近が無理矢理(苦笑)文体に直して出版するという暴挙を行った本。その後本を一冊も出さなかったのはこの本の失敗のせいだと思う(苦笑)基本的なヒトラーの考え方の理解としては重要だけれど、この「芸術的画家」さんは感性で生きていた人なのでこの本でこう書かれているから…と解するのは不適切ではないかと考える。例としてローゼンベルグを挙げる。ナチの理論家として「ナチズム理論の総統代理」(本当はもっと長いが短くした)の肩書きがあったローゼンベルグの著作「20世紀の神話」について「あんなもん読めたもんじゃねえ」と普通に罵倒していた。ナチズムっていい加減(爆笑)。そういうあいまいというかゆるいとこまで踏まえて読んで欲しい。だからこそアーリア至上主義のくせに黄色人種と同盟を結ぶのだ。 |
| 思っていたより共感 評価: |
| 議会制民主主義に対する批判、教育論、目的と手段の混同に対する批判にはかなり共感した。ゲルマン民族至上主義はバカげてると思うが。 議会でお絵描きしている議員、他党の揚げ足を取ろうと必死になっている政党、選挙前になると急に態度が変わる政党。こんな連中(みんながそうだというわけではないのかもしれないけれど)が政治をやっていることに対する、吐き気がするほどの怒り。よくわかる。 普段は暗記ばかりさせている歴史の授業。なのに「なぜ歴史を勉強しなければいけないのですか。」と訊かれると「過去の人の過ちを繰り返さないようにするためだよ。」などと答える教師。バカげている。 客観性とか合理性とかいう言葉を乱用する人たち。結局何をしたいのかは不明。 ヒトラーによる批判を無視しながら、教育改革云々、政治云々と語る人々がいかにうそつきだかわかる。 |
| 読むのがしんどい… 評価: |
| ゲルマン人至上主義ったって、それを唱えてる本人やナチス幹部たちがそもそも優秀とは言い難い。中には現代の政治に通じるノウハウなど出てきてその部分は興味深いが、ほとんどは矛盾しまくりの無意味な思想と誇大妄想が長々と続いていく…。当時のドイツ国民はこの本を強制的に買わされたらしいが、全部読んだ人はほとんどいなかったらしい。政治家に必要な資質は、人を惹きつけるタレントじみたカリスマ性(苦笑)だけなんだろうか…。 皮肉にもこの妄想で政治が行われた第三帝国は共産主義のソビエトと、移民の(非純潔の)国アメリカの現実的(妥協的)な連合の前に潰れた。 その後アメリカはナチスの迫害を逃れてやってきたユダヤ人や芸術家の活躍により、資本主義でこの世の春を謳歌する。 そのアメリカもやがて米帝と侮蔑されるような帝国主義国家へと変貌し、銭ゲバ清教徒たちによるオカルトじみた政治が行われるようになっていった… |
| ヒトラーの書いた本 評価: |
| ヒトラーが獄中で書いた本です。ヒトラーの生い立ちから始まり、政治活動にいたる経緯が書かれていますが、自分の都合のように、脚色してる節があります。演説がとてもうまかったようですが、本を読んでも、やたらと理屈っぽい割には、内容がなく、心を打つものは何もありませんでした。内容は空虚でした。この人がユダヤ人が嫌いなのと、ドイツ民族が好きなのはわかりましたが、後は書いてあることがよくわありませんでした。論旨は相当飛躍があり、無茶苦茶なような気がしました。真面目なドイツ国民がヒトラーについて行った理由がわかるかなと思って、読みましたが、どうして、この人についていったのか、わからずじまいでした。 |
| 売れない絵描きの伍長殿の姿 評価: |
| 意外な話だが、実はヒトラー肯定派も否定派も、次の一点においては意見が共通しているという。 「ヒトラーは、少なくとも1938年までは、偉大な指導者であった」と。 私自身はヒトラーは永遠に断罪されるべきであると思っているが、しかし彼の行った政策などをみていると、確かに評価するべき部分もある。 ケインズが、その理論を公的に発表する前から、すでに彼はケインズ理論でいうところの「公共投資による有効需要の創出」を行うことにより、もはや誰もが投げ出していた(当時、ドイツ経済を立て直すには半世紀以上かかるとさえいわれた)経済をわずか数年で立て直し、現在でも彼の拡張したアウトバーンはドイツでは欠かすことの出来ないものとなっている。 また、彼の行った有機栽培や、国民の健康推進(まさに健康帝国ナチス)事業、自然保護法、動物愛護法など、現代でも評価する政策は多々あるように思われる。なるほど、ナチスがあれほどの大国となりえた理由もよくわかる気がする。 だがその一方でヒトラーは、ヨーロッパ諸国を脅してかつてのドイツ工業の心臓部であるラインラントの奪還に成功。その後、オーストリアも併合し、ついにはイギリスのチェンバレンをうまく騙してチェコスロバキアへと勢力を拡大させる。 彼の人物像は、あくまで我が闘争の文章から察するならば、冷徹で合理的な一面もあるが、しかし一方で独善的であり、大衆すら内心ではバカしていた(彼は演説の場では大衆に対して甘言を弄し、アーリア人の優越性を説いていたが、非公式な場では大衆をバカ呼ばわりしていた)姿が窺える。 おそらく、彼の歪んだ人格構造の原因は、彼自身のコンプレックスにあるだろう。幼い頃から空想好きで、絵描きになることばかり夢見ていたが、実際には絵描きとして大成するだけの技量はなく、美術学校には2度も落ち、第一次世界大戦では奇策で敵兵を捕らえ、鉄十字勲章を獲得するが、軍内部でもその独善性は変わらず、リーダーシップがないと軍に判断され、せいぜいが伍長止まり。親の遺産で禄に定職にもつかずワーグナーのオペラばかり見て過ごし、浮浪者収容所に入るがそこでもあい変わらず周囲といさかいばかり起こしている。風采も上がらず、自身の希望した画家になることも出来ず、自分が命をかけて戦った第1次大戦でも敗北の屈辱を味わい、やがてこの男は憎悪をユダヤ人へと向ける。そして自分をつまはじきにしてきた大衆を軽蔑することで自尊心を保ち、妄想を糧としてより狂気を強めていく…。 本当の意味での友はおらず、彼が欲したものは、ただ自分の思いの通りに動く忠実な部下と愛犬、そして決して自分に反抗しない子供達のみ。いつまで経っても、死ぬ最後の瞬間までも、自らの弱さを克服することの出来なかった男。妄想とコンプレックスとともに、自らとドイツを破滅させた男。哀れといえば哀れだが、しかし他人の手ではもはやどうすることも出来ない男。 それがこのアドルフ・ヒトラーという男である。そして人々は、このような男でさえ必要としたのだ。それほどまでに、当時のドイツ国民は追い詰められていたのだろう。 ヒトラーは滅びた、彼が築き上げたナチズムとともに。だが彼の遺志を継ぐものは、今後いくらでも現れるだろう。それはドイツに限らず、日本にだっていつこのような男が現れるとも限らないのだ。なぜなら、我々人間はどれだけの世代を経ても、決して変わりはしないのだから。 |
本>ジャンル別>新書・文庫>出版社別>か行>角川書店>角川文庫>
本>ジャンル別>歴史・地理>歴史・地理 全般>
本>ジャンル別>社会・政治>社会・政治 全般>
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本>Refinements>Browse Refinements>Format (binding)>ペーパーバック>

