■悪意 (講談社文庫)
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悪意 (講談社文庫) 講談社 >>当商品の最安値チェック 当商品の発売日: 2001-01 |
カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| 人の持つ悪意とは。 評価: |
| 手記を通して描かれるストーリーと言うことは、 事件が全て終わってからの回想と考えるとドキドキ感はあまりないかなぁと、 実は一章を読んだ後に思ってしまいました。 殺人事件後は犯人にとって不利な物証が次々出てきたりと、あまりにも単純な展開で、 東野作品2作目の「卒業」から先は2000年以降の作品ばかり読んでいた私には、 加賀恭一郎に久々に会えたうれしさしか見いだせませんでした。 それが後半、思いもよらない展開に。 思わず一気読みしました。 人はどうしてこう、ねたみという気持ちが芽生えるのでしょうか。 そしてそれを消化しきれなかったとき、 なんと残忍なことをしでかすんでしょうか。 その心持ちを決定づけるのは、昨日今日の事が原因ではなく、 小さな頃からの積み重ねで起きることに愕然としました。 ストーリー展開はもちろん期待を裏切りませんが、 子育て世代にはかなり考えさせられる小説でもあると思います。 |
| 「悪意」の真の意味 評価: |
| 案外あっさりと犯人は分かるものの、その動機は分からない。 思わせぶりな証拠や証言が出てくるも、私は最後までその動機が予想できませんでした。 告白形式や記録形式で話が紐解かれていくのは斬新で面白い手法だと思いましたし、 話にはぐんぐんと引き込まれていきます。 さすが東野作品という感じでした。 でも、私としてはなんというか、あまり腑に落ちない最後でしたね…。 本当にこの「悪意」は、被害者にとってはたまらないだろうなと考えると、なんとも言えない気持ちになります。 |
| 結果オーライのメタ・ミステリー 評価: |
| 作家達が繰り広げる殺人劇が、登場人物達の手記や告白により全て一人称で語られる。解説で桐野夏生が指摘するように、文字に書かれた「記録」や人の語る「記憶」の曖昧さ、信用できなさを、そのままトリックに使った着想は見事だし、殆ど「文学」的ですらあると思う。 一方で、「文学」作品の代表作である漱石の「こころ」なんかもそうなんだが、登場人物達が書く「手紙」「手記」により話の大部分が構成される小説というのは、その肝心の「手記」が妙に長くなってしまうところにリアリティが無くなってしまい、形式自体が弱点になったりする。(こんな長い手紙を書くもんかいな、と。) また、この小説の場合、語り手達は全体の構成の中でシナリオをもらってそれを演じる役者のようで、その心情描写には深みがない。いや、心情描写という点では、このタイトルにもなっている、人間の持つ「悪意」の根本的な不条理さがこれでもかというくらいに書かれており、唯一その点での心情描写には成功していると思う。ただ、これをミステリーでやると犯人の動機は結局言語・理屈で解析できない、ということになり、謎解きにはならない。そういう意味で、この小説はメタ・ミステリーとして機能しており、ミステリー作家としては相当巧い作家じゃないと、こういう手法は取れないだろう。 メタ・ミステリーの構図を構成するためにだけ描かれた登場人物達に魅力が無くて感情移入しにくいのに、それでも人間のドロドロした感情(=「悪意」)が上手に伝わってくるという、不思議な結果オーライの作品。 |
| 短いタイトルだが、それに全てがこめられている。 評価: |
| めちゃ面白かったですw 流石東野圭吾ですね。この人の小説はいつも一筋縄ではいかない。 売れっ子作家だけあって読みやすさはピカイチだし、一晩で読破できました。 手記や告白文でストーリーを進めるという独特な手法には驚かされ、感心しました。 ホワイダニットに重点が置かれているという点でも珍しい作品です。 ミステリー好きには必読書ですね。 |
| 真相が二転三転 評価: |
| 殺人事件の犯人があっさり逮捕されたのになんでこんなに引っ張るのだろうと思っていたら、殺人の動機を巡っての展開が複雑で、とてもおもしろかった。犯人が白状しない動機を刑事が解明していく展開も巧妙だし、さらに隠された真実に迫っていく展開も読み応えがあっておもしろかった。 |
本>ジャンル別>新書・文庫>出版社別>か行>講談社>講談社文庫>
本>ジャンル別>新書・文庫>出版社別>か行>講談社>講談社+α文庫>
本>ジャンル別>文学・評論>著者別>日本の著者>は行>ひ>東野圭吾>
本>ジャンル別>文学・評論>文学・評論 全般>
本>By Publishers>講談社>全書籍>
本>Refinements>Browse Refinements>Format (binding)>ペーパーバック>

