海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

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 ■海街diary 1 蝉時雨のやむ頃

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃
小学館

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当商品の発売日:

2007-04-26


カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

四姉妹ものといえば「細雪」を思い出す 評価: stars-5.gif
失敗作「イヴの眠り」のあと、作者はどこへ行くのかと心配したが、「ラヴァーズ・キス」の舞台、鎌倉に戻ってきた。ハードボイルドに疲弊した(と私には思える)作者にとって、それはリハビリという意味で、正しい選択だったと思う。1・2巻を続けて読む。

両親と生別・死別した三姉妹のところへ、母親の異なる、両親を失った中学生の妹・すずが同居することになる。鎌倉の古い家での共同生活と、どこにでもあるような日常の事件。本当は精密に計算された、現実にはありえない設定なのだが、それを意識させない運びはさすがである。よくできたフィクション=ドラマのお手本のような作品であり、いずれ映像作品が生まれるのだろう。物語中もっとも不安定な存在であるすずの健気な可愛さが光る。次第にすずが主人公のようになっていくのは致し方ないが、四姉妹(「細雪」!)のバランスを今後もうまく保ってほしいと私は思う。

上質な小説に似た読後感がある。人々が互いに思い遣ること、支え合うことの大切さを描いているように思う。

私を許してくれた作品 評価: stars-5.gif
「真昼の月」が出たので、読み返してみました。
なんとも稚拙な言葉しか思い浮かびませんが、すばらしいの一言につきてしまいます。

この作品で印象的なのは、キャラクターたちの瞳です。
真ん丸で、まっすぐに目の前を見つめている瞳。
悩んで、苦しんで、分からなくて、それでも綺麗な瞳で目の前の現実を見つめている姿が、とても愛おしく思います。生きて、考えている瞳って、こういうものだと思うからです。
また、それぞれのキャラクターの時折見せる横顔が、本当に美しい。小さな息づかいまで聞こえてきそうな、繊細な輪郭が、その人の生き方を語っているように見えるのです。

また、吉田作品たちの見所の一つでもある、キャラクターたちの生きる世界観のリアルさが、この作品でも表現されています。
家族、友達、土地、空、そういったキャラクターたちをとりまく世界が、確実に、画面の中に描かれていて。それは吉田さんの想像力がいかに(その世界にとって)リアルなものであるかを物語っているのだと思います。
思わず鎌倉に旅に出たのは、私だけではないはず…。

私はまだ子どもだから、読むとどうしても、すずちゃんの気持ちとリンクして読んでしまうのですが、すずちゃんが思いっきり泣いてくれるから、私は救われます。
すずちゃんが泣くから、私も生きていていいんだと思える。
私を認めてくれる、やさしい作品だと思いました。

鎌倉って特別だよな。 評価: stars-5.gif
関東の人間にとって、鎌倉という街は特別・・だと思う。そんな街を舞台にした
ホームドラマが本作品。

まァ、この街の雰囲気に触れることができるだけでも貴重な作品ですな。

話の流れとしては葬式に行って異母妹をお持ち帰りのあたりはあまりにもベタ、
唐突かなァ・・と思ったが、後に明らかになるすずの鬱積具合からすれば合点が
行く。

出来れば今後もこのユルーい展開で進んで欲しい話。煮詰まったからといって
病気や事故などのセンセーショナルな形に逃避して欲しくないものである。

それこそ、典型的な4姉妹モノはどこぞの先生に任せておけば良い訳でね。。

父親の葬式「困ったなー全然悲しくない」、経験のある方にお勧め 評価: stars-5.gif
 いきなり、いまいち覚えていない父親の葬儀に出かけていくところから始まる、とても吉田氏らしい作品。タイトルに使ったセリフは3人姉妹の真ん中が言う言葉だが、思わず笑ってしまった。そうか、堂々と言っていい時代なんだよね。実は覚えがある。
 で、その葬儀の席で初めて会った義母妹、すずを引き取ることになるのだが、この尋常でなくしっかりした中学生すずちゃんが実に可愛い。「男と女の問題に他人が口出しできることなんてほとんどないんだもん、たとえそれが身内でもね」。ハイ、そのとおりです。
 昔の作品「ラヴァーズ・キス」と同時並行の作品というのは、ちょっと時代的に無理があるような気もするが、トモアキは当時の絵柄よりカッコよくなっているし、久々に楽しみな作品である。

こんなことがあったらいいな 評価: stars-5.gif
父の葬儀の後、銀行に手続きに行った。戸籍謄本を先祖に遡って取ってね、と言われ、何故と聞くと、「あなたに、あなたの知らない兄弟がいるかどうか、確認する必要があります」。それから、ある日知らない兄弟が玄関先に突然現れたなら、どんなに面白いだろうなあ、などとずっと想像していたが、父親は堅く、知らない兄弟もいなかった。残念。そうした夢をこの作者も持っていたらしい。小津安二郎を好きなのか、北鎌倉あたり、長谷あたりが良く描かれていて、懐かしい。この居心地の良い、懐かしさ感は、なんなのだろう。続編はまだかな。

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