萩尾望都作品集 (13) (プチコミックス)

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 ■萩尾望都作品集 (13) (プチコミックス)

萩尾望都作品集 (13) (プチコミックス)
小学館

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当商品の発売日:

1978-05


カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

『11人いる!』と『精霊狩り』、2つの名作SFが楽しめる 評価: stars-5.gif
『11人いる!』は、わが国初の本格的なSF少女マンガであると同時に、1976年に『ポーの一族』と並んで小学館漫画賞を受賞した作品です。
このとき選考委員だった小松左京は、小学館文庫(1976年旧版)の解説に、「これは、私たちSF書きが見ても高い点がつけられる。アイデア、ストーリーともに、賞となるSFマンガです。」と記しています。
今から30年以上前の作品ですが、今読んでも少しも古びた感じがなく、その作品世界を 充分堪能できるSFマンガの傑作です。
ただ、新版(白)や現在の文庫本(1994年版)、そしてパーフェクトセレクションのいずれにおいても、テスト生の中に女性(実は両性体のフロル)が混ざっていることに驚いたタダたちのセリフが現代風に書き換えられており、『少コミ』掲載時に本作を読んだ身としては、セリフの書き換えのない旧版(赤)の方がしっくり来ますし、また貴重でもあります。

また、同時収載されている精霊狩りシリーズ三部作(『精霊狩り』『ドアの中のわたしのむすこ』『みんなでお茶を』)も、隠れた名作SFです。
最初の『精霊狩り』はドタバタコメディーですが、2作目の『ドアの中のわたしのむすこ』が、前作のコミカルぶりを継承しながらもなかなかにロマンチックで、推理・SF作家の恩田陸もこの話を読んで萩尾ファンになったと、作者との対談で語っています。(山田正紀・恩田陸『読書会』 徳間書店より)
そして、このシリーズをファンタジー作品からSF作品に転換させたのが、最終作の『みんなでお茶を』です。
この中でティペント・ナンセンス博士と助手Aは、主人公のダーナたち精霊が、かつて天使と呼ばれた「有翼人種」たちの末裔であり、生殖機能の衰えから種の絶滅に瀕した彼らがマリアにキリストを生ませたのが、精霊たちの第一号であったとの仮説を組み立てるのが、なかなかに興味深い。
ちなみにこの「助手A」は、『トーマの心臓』から特別出演したオスカー・ライザーです。

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