美味しんぼ 102 (102) (ビッグコミックス)

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 ■美味しんぼ 102 (102) (ビッグコミックス)

美味しんぼ 102 (102) (ビッグコミックス)
イラスト:花咲 アキラ 
小学館

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当商品の発売日:

2008-06-30


カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

公私混同もここまで来ると… 評価: stars-5.gif
 元々が「究極」「至高」のメニューといったって「単なる親子の意地の張り合い」を仕事としている「公私混同」型。
 それでも、その中で食文化を伝えていくものであったが「山岡の結婚の時」に辞めておけばよかったのに、その後は、つぎはぎだらけでここまで持ったという感じ。
 今回も、親子の確執を和解する為に会社を挙げているのだから公私混同もここまで来ると呆れる。
 最初山岡は受け入れないが徐々に心を動かされ最後は和解するという、安物語お決まりパターン。肝心の「食文化」「料理」さえも疎かになっている。
 「美味しんぼ」というネームバリューがなければ到底出版できる代物ではない。

薄っぺらい和解 評価: stars-5.gif
これが四半世紀も続いた漫画の最後なのか、と疑いたくなった。
海原雄山と山岡士郎の間の諍いが、暴君雄山の元で苦しめられた主人公が
それを乗り越えて…というのを期待していたのに、あれはなんだと。

なによりも雄山の「あの男(士郎)はあることないこと勝手に誤解して…」という
台詞には失望した。
誤解していることは認識しているのに、誤解を解く努力も、自ら歩み寄る度量も
見せてないのに、気持ち悪いくらいに雄山を周りの人間が持ち上げているのが最悪。
初期の頃の「冷酷な人間だが本質を理解している」というキャラなら一部が信仰するのは
分からなくもないが、今のような気の抜けたお爺ちゃんを崇め奉る意味が不明。

本当は25年も続いた作品ならば敬意を表して「長い間、お疲れ様」と言いたかった。
しかし、あまりにも劣化・改変が酷すぎてそんなことを言う気も起きない。
「ああ、やっと終わったんだこの電波漫画」が最終回(?)を読んだ感想だった。

最後に、どうでもいいが雄山と山岡の和解(笑)のシーンで、山岡嫁の栗田さんや
中川夫妻まではいいとして、何ゆえ飛沢がいるのか。
それが不快でしょうがなかった。

和解には感動したが 評価: stars-5.gif
この一巻で和解するのは出来すぎ。しかし若い頃の雄山や山岡、チヨに中川が見られ回想シーンが良い。
ただ、奥さんの顔がのっぺらぼうというのは…。扉絵で顔書いてなかったか?
奥さんの顔書いて欲しかった。
それと顔の幅が広くなったのをもう少しシャープにしてほしい。
そうなれば栗田がより美人になるだろう(笑)

あと550円の値段安くしてくれ。

最後に私の私情だが…

ゆう子が好きだぁーっ?

中立的評価が適当かと・・・ 評価: stars-5.gif
 既に多くの方が書いているように、評価はピンからキリまでとかなり幅が有ります。私も購入して読んではみましたが、作者には悪いですが「絶賛」はできません。
 理由は
  1 作中、海原氏の一連の行動が、言動も含めいちいち鼻につくものだった。
  2 また、海原氏への評価が目立って偏重されているような印象がある。
  3 作中での山岡・海原両氏の衝突・確執は、ある意味当然の結果であると言える。確かに、夫婦間(海原雄山と雄山の妻で士郎の母)としては良かったのかもしれないが、そのやりとりが山岡士郎に結果として確執を与えるものとなったにも関わらず、山岡に対しての批判が海原と比べて際立って厳しく、明らかにアンフェア(不公平)である。
  4 作者の、この作品で訴えたい「中心テーマ・主題」が不明瞭。そして、いったい何時、何処でこの作品の結末を迎える予定でいるのか?また、その頃に登場人物たちの「相関図」をどうするつもりでいるのか?

です。それに、「料理漫画」だというのになぜか社会問題や政治に対しての批判をしている事もよく解りません。
 まぁ、「タデ食う虫も好き好き」と言います。私の、率直な感想です。

雁屋哲の哲学がここに結晶した!!! 評価: stars-5.gif
もはやありえないと思われた海原と山岡の和解がベース音であり、
確かに私も目頭が熱くなった。しかしもうちょっと雁屋の意見を聞くべきだ。
他のレビューは美味しんぼ否定ありきのレビュー。ちょっと酷いですね。

雁屋氏の意見は簡潔にいうと「自然が人を圧倒したままでは文化が育たない。
逆に人が自然を破壊しては文化も消滅する。調和があってこそ文化が繁栄する。p119」
という文化成立の難しさであり、「経済の疲弊により厳しい労働環境になり、
落ちぶれた日本を立て直すには家庭以外にない。そしてそれは食と会話を通じた
一家の団欒だ。p176-196」という崩壊しゆく文化復興の方法論の提示、これが
本書に込められた雁屋の意見であり、同時に雁屋哲学なのだ。

さて、私は今20代半ばでまさに地域社会や家族の団欒という共同性がおおよそ
漂白しきった時代を過ごした人間。かつての世代が若かったと決定的に違うのは
20歳にしてすでに「人間関係の完全な喪失状態」にあること。そしてそれを強かれ
弱かれ私たちの世代は痛感している。だからこそ自分の家族・家庭に幸せをもたらした
いとも考えている。関係性の復興を各々の人生展開の道程で企てようとしている。
そんな私たちの世代にとって今回の内容は非常に揺さぶられる内容だった。

今回雁屋氏の本格的な社会哲学が展開されたといってよい。雁屋は「食を通じた一家
団欒の充実」しか現代日本の救済はないと断ずる。まさに正論だ。
社会問題に関心あるなしに限らず、老若男女問わず、是非読んで欲しい。



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