■東京島
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東京島 新潮社 >>当商品の最安値チェック 当商品の発売日: 2008-05 |
カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| 想像力の欠如が生み出す無意味な作品 評価: |
| 恐らく「アナタハン島事件」をベースにした作品なのだが、島に中年女性を唯一人含む複数の人間が漂着し、奇妙な生活を始めると言う設定に時代・社会的必然性が感じられず、無意味な作品にしか感じられない。ベースの題材が無ければ作品を書けないと言うのも、作者の昨今の想像力の欠如を感じさせる。児童向けの「十五少年漂流記」に比べても構成力において劣る。 登場人物は記号的であり人間性が感じられない。無人島に漂着したせいで奇矯な性格になった訳ではなく、初めからある種の典型パターンの人物が選ばれているのだ。それが又、島の区域に記号的な(東京の)地名を付ける。読んでいてイライラする。そしてヒロインの設定である。「OUT」の成功体験で、どうも作者は中年女性をヒロインにしたいようだ。無人島におけるヒロインの性的な栄枯盛衰を描きたいようだが、年齢設定に無理があるため読む方はその世界に入っていけない。10代前半の少年でさえ、無人島からの脱出のため力の限りを尽す。本作の設定は現実味に欠けるだろう。そして結末まで読んでも得るものが無いのである。 今日の新聞で本作が谷崎賞を受賞したのを読んで、本当にガッカリした。日本文学の近年の低調を象徴するような出来事である。作者には、「自分は何を書きたいのか」をもう一度見つめ直して欲しい。 |
| 最後まで一気に読ませる作品 評価: |
| 無人島の中で、どんな手を使っても生き抜いて脱出するという人間たちの本能むき出しの様子がしっかりと描かれていて最後まで一気に読ませる作品だった。無人島という隔離された空間の中でも、東京、ホンコンといったような人種差別や、共同生活をすることができないものがいたりと、新宿や渋谷、チョーフという街社会が生まれたりと、生活観にリアリティもあってよかった。ただ、もっとも読みごたえがあった最後の脱出劇のところが語りだけであっさり終わってしまったのが個人的には物足りなかった。 |
| ブラックユーモアの極致 評価: |
| 何はともあれよくもまあこんな話を思いついたものだと,それだけでも充分価値のある本. 正当化されているものをおちょくりまくり,今のエセインテリを笑い飛ばし,ことごとく惨めな状態に突き落とし,痛快軽快に書き進んでいくその筆致のテンポの良さも見事,昔一世を風靡した筒井康隆のあの世界を彷彿とさせる.桐野ワールドのさらなる発展に期待 |
| やはり桐野作品は 評価: |
| 久々に新書で買う程の期待作でした!! また帯にある「あたしは必ず脱出してみせる」が期待を増幅!! アナタハン島事件を元にした作品です。 心の機微などは、まるで自分が無人島に住んでいたかのようで楽しめるのですが、 最後がいかんせん・・・ 桐野作品は、ラストがどうも・・っていうのがちょくちょくありますが、今回も然り。 ただ、読んでいる時の「手が止まらない」ってのは変わりません。 既にミステリーを脱している著者としては、それを期待して読んで欲しくはないのでしょう。 ミロ作品や、OUTを意識して読むと物足りないかもしれませんが、角度を変えて読んでみると それなりに楽しめる作品だと思います^^ ラストは自分的にはちょっと・・ですが。 ここんとこ、事件を題材にした作品が続いているので、ファンとしては書き下ろしの新作が読みたいです・・・ |
| 駄作。 評価: |
| 登場人物がすべて品の無い人たちばかりで全く感情移入できない。 出てくるのはヤンキー、野生人みたいな中国人、ホモセクシャル、など。 唯一の女性も節操の無い下品な女。 無人島はその特殊な環境によって常人が次第に狂っていく所に面白みがあるのに、 元々狂った人たちがここまで集まっても面白い作品になりようがない。 夢野久作「瓶詰の地獄」のようなものを期待した自分がバカだった。 絶対に買ってはいけない一冊。 |
本>ジャンル別>文学・評論>著者別>日本の著者>か行>き>桐野夏生>
本>Refinements>Browse Refinements>Format (binding)>ハードカバー>

