■国家の品格 (新潮新書)
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国家の品格 (新潮新書) 新潮社 >>当商品の最安値チェック 当商品の発売日: 2005-11 |
カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| 痛快な暴論 評価: |
| とても読みやすいし、近代化以降の思想史的流れ、日本史の流れを要点でつかんでいるし、グローバリズムに翻弄されている日本人にとっては、ここまではっきりと欧米をコケにしている話は胸がすくような気分にしてくれるので、頷きながら読める本ではある。 ただ、ちょっと首をかしげたくなる部分もないわけではない。主張が感情的で、浅薄な印象を与えるところがある。 日本的情緒こそは、比類なき日本の宝であり、この感覚は欧米にはない、とか、 欧米は論理だけで物事を説明する。論理は基本的に対立だから、論理的思考だけでは戦争は無くならない、とか、 5世紀から15世紀の間での日本文学の質、産出量は世界一で、たとえばイギリスなんかはその間『カンタベリー物語』しかない、だとか…。というか、そんな昔のことを引き合いに出しても…。 そもそも、日本的情緒とは何なのか?という突っ込んだ定義がこの本では見えてこないし、 「もののあわれ」を説明するときに出てくる引用だとか逸話は使い古されたものばかりであり、この著者の文学的バックグラウンドのキャパシティと質を疑いたくなる。 たとえば、著者は中世、戦国時代、江戸時代を賛美しているが、中世から江戸時代にかけて、異性愛よりも同性愛が尊ばれた時期がかなり長い間あった。 日本的情緒を古典を読むことによって、復活させよ、というならば、同性愛を容認し、異性愛と同列に置かなければ、情緒の完全な復刻は不可能であろう。明治以来、日本人の性愛観は欧米的常識によって抑圧されているのだから。 そして、さんざん、情緒は論理では説明できない、日本人固有のものであると論じておきながら、著者は「情緒は言語である」と述べる。たぶん、ここでは書かれた言葉を指すのだろう。 述べたことを後から破壊する。納得した後に、矛盾が襲ってくる。 著者の主張は、今の日本人をすこしは勇気づけるし、「祖国愛」の素晴らしさを認識させることはできるだろう、でも、著者の望む日本的情緒というのは、この本で見えてくるそれよりも、もっと複雑で、深みがあって、寛容なものなのではないだろうか。 |
| なぜ売れた? 評価: |
| 論理と言うものの危うさを説明する辺りは、なかなか面白かった。 そして、日本に必要なものは何か?この辺りも悪くない。 しかし、日本の素晴らしさを言うのに、他国との比較で語る必要はあったのだろうか? 本書の中で何度が著者の奥様が槍玉に挙げられているが、それも必要ない気がする。 もう少しシンプルに核心を突く論理展開が受けたのではないだろうか? 残念ながらベストセラーになった理由が良く分からない。 |
| 大変良い本です。 評価: |
| 本書中の武士道。大変参考になりました。 もっと深く知り、私の生きる指針にしたいと思います。 レヴュー数が多くまた賛否両論が発生するのは良い本の証拠です。 私も全てに賛同とはいきませんがそれで良いと思います。 この世に完璧な人間なんて一人もいませんから。 授業と同じで必要な部分を吸収すれば良いのではないでしょうか。 読む価値のある本だと思います。凄くお勧めです!! |
| よく聞く外人論 評価: |
| よく聞く外国人論だと思いました。例えば外国人ははっきりものを言うとか、逆に日本人は言わないとか。実際は全然そういうことはないように思いますが。気持ちは分かりますが。日本の今後に大切なのは、国民の教育、スキルレベルを高めることだと思いますが、国家の品格にしたがうと、「とにかく黙っておれ、現状維持でよい」と言っているような気がします(事実上、、、)。 |
| ベストセラーになったのは納得できるが、 評価: |
| 著者が繰り返し述べている、「論理だけでは人間社会の問題は解決できない。」点については、多くの人が頷く主張です。 この本がベストセラーになった理由は、それに続く、「武士道精神の復活」を欧米文化との比較で主張したからでしょう。 ストレートな主張が多くの人の関心をよんだからこそベストセラーになったのだと思います。 個人的には、共感できる点、共感できない点があったので★3つという中途半端な評価にしました。 <共感できた点> ・卑怯を憎む 法律違反でなくても卑怯は許してはいけない。 ・美しい情緒は人間の情緒を抑制して謙虚さを教えてくれる。 「人間は偉大なる自然のほんの一部にすぎない。」ことを教えてくれる。 ・国民は永遠に成熟しない。 マスコミに踊らされている自分自身を考えると頷ける。 <共感できない点> ・欧米にしてやられた近代という節で 「もしも私の愛する日本が世界を征服していたら、いまごろ世界中の子供たちが泣きながら日本語を勉強していたはずです。まことに残念です。」 と述べている。 これは、“悪役”になることで、ベストセラーを狙ったとしか理解できない文章です。 ・前述の「美しい情緒」は、日本人がとりわけ鋭い。 これもベストセラーを狙った表現としかとらえようがない。 好き嫌いが別れますが、読んで損はない本だと思います。 |
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