■クライマーズ・ハイ (文春文庫)
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クライマーズ・ハイ (文春文庫) 文藝春秋 >>当商品の最安値チェック 当商品の発売日: 2006-06 |
カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| 昔起こった事故ではないんですよ 評価: |
| 日航機墜落事故から23年。まだ歴史の一部になるには真新しい事故です。 私はこの当時小さ過ぎて記憶には無いのですが実際にこの当時の報道をご覧になった方も沢山いるでしょう。この事故を実際に目にした事の無い人は一度、この作品を読む前に周りの人に聞いて見て下さい。「この事故はどんなに凄かったのか?」と。 私の従姉妹(当時小学生)は御巣鷹山と聞くと、この事故の翌日に同じ日航機のジャンボに乗って九州に向かったそうです。その時ニュースで永延、死亡された方の名前が報道されて強烈に記憶に残っているそうです。 520名の死亡者を出した未曾有の大惨事。 この、御巣高山の墜落事故当時、作者の横山秀夫さんは地元群馬の新聞記者であった事からもこの作品のリアリティは生半可の物では無い。 この話は如何にして日航機が墜落したか。では無く、それを如何に報道、伝えればいいのか。地元新聞記者の真髄を見た気がします。 *1985年8月12日。御巣鷹山に発生した乗客乗員520人の犠牲を出した未曾有の航空機事故・日航機墜落事故が起こった。この史上最大の事故が起こった地元群馬の新聞記者・悠木が全権に任命される。一つの真実を記事に新聞に掲載する事への様々な葛藤。全権デスク・悠木を中心に様々な思惑、歴史的目撃者となった地元新聞記者達の思い。あくまで事故が主軸ではなくそれをいかに報道、伝えていくか、命を懸けて使命を全うした新聞記者の姿。あらゆる場面で己を試され続けた末の報道とは… 「悠さん どこへ行ったって、俺たちの日航デスクは悠さんですから」これには参りました。 |
| 最高のリアリティーで描かれる記者魂。 評価: |
| 横山秀夫作品の中でも個人的に特に好きな作品。 元新聞記者だからこそ書けるリアリティーに圧倒される。 これは横山氏の作品全般に言えることだが、氏の文章には日々 記事を書いていた確かな重みと静けさがあり、揺るぎない。 だからこそ熱い場面が逆に際立ち、読み手に訴える。 序盤、事件の第一報が入るシーンでは鳥肌が立った。 御巣鷹山日航機事故を巡って展開される記者達のハードな人間ドラマ。 心理描写は汗臭く、泥臭く、そして人間くさい。 はぐれモノのベテラン記者、「上」を目指す若手、過去の栄光にしがみつく上司。 それぞれが未曾有の事件を前にヒートアップし、 そして追い詰められていく。 日々組織で戦っている全ての人にオススメしたい、 勇気をもらえる一冊。 |
| 手に汗にぎる傑作! 評価: |
| 横山秀夫氏の著作は好きだが、これは最高傑作と言え、良い小説を 読んだという読後感に満足できる。日航機事故がテーマというので 当初は興味がなかったが、事故をめぐる事件記者のスリリングな やりとりと登山がうまくシンクロされている。是非読んで欲しい。 |
| 新聞社の裏側 評価: |
| どこの会社でもあるんですねー、派閥とかプライドとか嫉妬とか。日航機墜落事故を題材にしてるけど、基本はビジネス小説なのかな?でも、ご自身が地方紙の記者だっただけあって、事故に対する社内の反応や、紙面づくりに対する社員たちの動きなどは、かなりリアルでした。普段うかがいしれない場面だけに、面白く読むことができた。 望月彩子の登場はちょっと唐突で、都合が良い気もしたけど…縦糸、横糸、ドラマづくりがうまいと感じました。 |
| 直木賞訣別宣言はもったいない 評価: |
| 新聞記者の視点という、新たな視点で日航ジャンボ墜落事件の周辺にいる人間達を描いていきます。 あまりにも巨大な事件のため、被害者そして新聞記者達が、日常では明るみに出なかった様々な現実が突きつけられていき、日常から引きはがされていきます。 そして作者は、登場人物達に踏み絵を踏ませてゆきます。それは、日常の人間関係も崩壊していきます。 ただ、やはり主人公の家庭の話と友人の息子の話はとってつけた感を強く感じます。新聞社内の話も、作者が実際に体験し感じたことなのだろうけど、あまりにもステレオタイプで、人を引きつけるパワーが足りないと思います。このエンターテイメントとしてのパワー不足は半落ちの時も感じました。 作者より低レベルの、直木賞作家は掃いて捨てるほどいるのも事実ですが、私が愛読する、そして期待する直木賞作家の作品とするとやはりパワー不足です。 映画化されたのに合わせて、再読してみましたが、作者が直木賞が取れなかったのは、必然だと妙に納得してしまいました。 それにしても、訣別宣言なんて、へその曲げ方をしないで、もっとパワーのある作品を書いて読者を楽しませて欲しいと思います。 |
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