量子進化―脳と進化の謎を量子力学が解く!

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 ■量子進化―脳と進化の謎を量子力学が解く!

量子進化―脳と進化の謎を量子力学が解く!
原著:Johnjoe McFadden 翻訳:斎藤 成也 翻訳:十河 誠治 翻訳:十河 和代 
共立出版

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当商品の発売日:

2003-09


カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

意識の謎 評価: stars-5.gif
400ページもあるので全部読むのはかなり大変だが、最も興味をそそるのは
最後の13章だ。 この章では意識の科学的説明がなされている。
筆者によれば意識とはニューロン発火によって生じた非常に複雑な電磁場であり、この意識的電磁場がフィードバックしてニューロン発火に影響し我々の行動を意識的に意図できるようにするのだそうだ。
だとするとこの意識の電磁場は脳死によってどうなってしまうのだろうか。このことについて筆者は何も語っていない。ここからさきのことは魂の真実を読むことをお勧めする。

邦題に偽りあり 評価: stars-5.gif
 まず何よりも初めに述べておかなくてはならないことは、邦題(サブタイトル)に偽りあり、ということである。何故このようなタイトルをつけたのか理解に苦しむ(ちなみに原題は「Quantum Evolution」)。心脳問題、意識問題について議論された本だと思って手に取るとがっくりくることだろう。それらしく述べられている箇所はあるにはあるが、終わりの数十ページのみである。
 本書は脳に関する議論が主なのではなく、量子学(特に波動方程式)について語られた本だと考えたほうが良い。筆者なりの考察が展開されるという内容というよりも、生物のメカニズム(生化学的代謝経路やペプチド合成方法など)、量子力学の基礎を紹介するのがメインとなっている。
 従って、内容は幕の内弁当的であり、少々雑多な感じがある。筆者が何を訴えたかったのかがあまり明確に伝わってこない感じがするかもしれない。
 ただし、本書で述べられる興味ある提言として、「生物の機能を維持するイオンチャネルや酵素などは、量子力学の影響が無視できないサイズであり、生物が生命活動に必要な物質をどのように「知る」のか(量子力学によればハイゼンベルグの不確定性原理により、厳密な位置情報と運動情報は両立し得ない)、そしてそれが我々の意識に関連しているかもしれない」という主張がある。
 あくまでサジェスチョンであり、量子力学が意識問題を解決する、と断言しきっていない点は非常に好感が持てる。
 内容については好き嫌いが分かれるであろうが、量子力学の解説本として読む文には面白く読めると思う。

秀逸な量子力学の解説 評価: stars-5.gif
この本は、量子力学を生物学のさまざまな未解明の現象の説明などに適用した、著者の
主張を載せたものだが、それだけでなく、ややこしい数式など用いず、量子力学をわか
りやすく説明したところが秀逸であると思う。数式が苦手だけど、著者が主張するよう
に、ミクロの生物学には量子力学も関係するし、量子力学を生物学と結びつけて学びた
いなと思っている人には、最適なのではないかと思う。
ただ、肝心の著者の主張の部分では、ちょっと荒さが目立ったと思う。量子力学の現象
にも無数の解釈があるようで、著者がどの立場をとっているかがしばしば不明確な箇所
があったり、変わったりしているように見える場所もあって、ややこしかった。
それから、基本的に、著者が主張する現象が量子力学的に可能になるには、どうみても
私は示された証拠では難しいことが多いのではないかと思う。その量子力学が可能とな
るレベル、条件の「程度」の見積もりがずいぶん甘かった。
例えば、1つの光子の経路が電子と相互作用すると干渉効果が崩れ、デコヒーレントが
起こるとか、カーボンナノチューブの中がどうとかそういうレベルの証拠しか示してな
いのに著者の話の中では、DNAの塩基配列の変異が起こってもデコヒーレンスが起こらず
、それに応じてmRNAが違う配列を転写してもまだおこらず?翻訳の段階で、違うtRNAが
違うアミノ酸をはこんできて、違うタイミングで翻訳が進んでもまだ壊れず?とかオイオ
イ・・・というようなすさまじいレベルで話が進行している。

脳みそ関連の本だと思うとすかされるかも 評価: stars-5.gif
 脳みそ関連の本かと思い手に取ってページをめくっているうち、命あるものと無いものの差などの解説や、量子力学一般を数式を用いずに行うわかりやすい説明など、これは今時の科学の入門書なのかと感じました。解説を書かれている先生の進化に関するご意見ももっとなのですが、それを割り引いたとしても、よくかけていると思いますし、人に勧めることもできます。(解説の先生もそう書いてたかも)
 人間の意識の説明を量子力学の概念(こういう言い方が適切かどうか正直わかりません。すみません。)を用いて物語り仕立てに読ませるところなど、前半の生物の説明、それに続く量子力学の説明の後を受けて、なかなか読みごたえのある構成になっています。
 最後まで退屈せずに読めたということで、星五つです。

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