ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

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 ■ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)

ゲームの名は誘拐 (光文社文庫)
光文社

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当商品の発売日:

2005-06-14


カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

逆転のプロットも今となっては新鮮味が乏しいか。本書は秀作か駄作か? 評価: stars-5.gif
 藤木直人と仲間由紀恵を主演として放映された映画「ゲーム」の原作。巻末の藤木さん本人の文章はなかなか興味深かった。俳優としての役作りへのこだわりや撮影現場での小話などは読んでいて楽しいものだ。映画の出来栄えも個人的には大変良かったと思っている。とくに終盤からラストにかけての佐久間(藤木役)の反撃は見応えがある。前半の佐久間の態度や口調には「傲慢さ」が充満しているため、あの強気な人間がどんどん落ちてゆくシナリオとのコントラストが実に鮮明なのだ。藤木さん自身も、そのことを意識的に行ったと語っている。さすが俳優だ。

 映画の「原作」である本書を読んだ感想は、正直なところ、あまり芳しくない。原作と映画の違いがかなり大きいので、そのギャップになかなか対応できなかった。佐久間と樹里(仲間役)の会話のやり取りも、映画のなかの藤木・仲間バージョンとうまくイメージが整合できなかった。端的にいえば、原作よりも映画のほうが私にとっては遥かに面白かったということに尽きる。「原作との違い」を知ることができたことは収穫だが、それ意外はあまり積極的に評価する点はないように思う。むろん東野圭吾の作品だから、作品全体としてではなく、細かい配慮を感じさせる無数の文章には読者を引き込む力がある。一気に読ませる筆力も健在。私自身がそこそこ彼の作品を愛読しているせいもあり、今回は琴線に触れるようなものでなかった。だから評価は「星3つ」とした。

 逆のケースも想定してみた。つまり先に原作を読んでから映画を観ていたら、本書への評価は変わったのだろうか。いや、たぶん変わっていない。それだけ映画が与えたインパクトが大きかったのだ。映画は小説の原作を忠実になぞる必要など全くないし、そうでないからこそ、どちらにも魅力が生じる。連載時の題名を変えたのは正解。新幹線のなかであっという間に読了しえたことが今は不思議である。

クライム・ノベルの魅力 評価: stars-5.gif
 主人公は広告プランナー。ある大きな仕事から外され、ひょんなことから相手の会社の副社長の娘と知り合い、狂言誘拐を仕掛ける。そして誘拐と言う名のゲームを彼は始める。クライム・ノベルというと、だいたいうまく事が運ぶことになっている。それでも、その過程は面白い。こういう小説は、結末ではなく、過程を楽しむものなのだ。
 クライム・ノベル。人はなぜそれに魅了されるのだろうか。犯行がクールだからか。犯人と警察の知恵比べが楽しいのか。いずれも正しい。しかし、一番大きいのは、犯人と一体となり、実際にはできるはずがない犯罪を疑似体験できることだろう。しかも、たいていの場合、こういう小説では血が流れない。純粋に、犯罪の進行を楽しむことができる。読後感も悪くない。こういう本を読むと、読者は普段のストレスや怒りなどから解放される。一服の清涼剤と言ってもよい。それが、私たちが夢中になれる理由であろう。
 しかし、この物語は東野圭吾らしく、単なるクライム・ノベルでは終わらない。一筋縄ではいかない小説である。どうぞ、存分に楽しんでいただきたい。

どんでんがえし 評価: stars-5.gif
身代金目的の誘拐と見せかけて、実は人質と犯人はつるんでゲームのように事件を進めていた。
人質であるはずの樹理にも、なにか裏がありそうと、読み始めた時点からううすうす感じてはいた。携帯やPC、あらゆるものを駆使して身代金受け渡しまで引っ張るくだりは、息をもつかせぬ勢いだが、ラストに来て樹理の秘密が知らされたとき、読者は実は彼女が優位に立っていたことに気づき、愕然とする。
落ちのつけ方が、何か腑に落ちないので星一つ減点。でもスリリングな小説を読みたい人にはお勧め。

狂言誘拐 評価: stars-5.gif
 完全に主人公からの視点のみで構成された作品.スピーディであり面白い.伏線も上手く回収されており,納得の内容だ.ただ残念なのがラストシーンで明らかになる犯罪に対する完全な結末が示されていないこと.あの結末を書ききってこそ,一流の作家といえるのではないだろうか.

映画も原作もイマイチ 評価: stars-5.gif
 本作品の実写版である映画は見ましたが、イマイチでした。しかし、実写版は面白くなくても原作は面白いということはよくあることなので期待していたのですが、原作もイマイチでした。

 全体的にイマイチだったと思うのですが、特にラストがイマイチでした。作品の性質上詳しく書くことはできないですが、読み終えてもスッキリしなかった、というのが一番の理由です。「え、そこで終わっちゃうの」という感じでした。

 残念ながら、本作品は今まで読んだ東野作品の中では下から数えたほうが早いと思います。

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