クララは歩かなくてはいけないの?―少女小説にみる死と障害と治癒

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 ■クララは歩かなくてはいけないの?―少女小説にみる死と障害と治癒

クララは歩かなくてはいけないの?―少女小説にみる死と障害と治癒
原著:Lois Keith 翻訳:藤田 真利子 
明石書店

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当商品の発売日:

2003-04


カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

「障害」観についてのあまりにも鋭い指摘 評価: stars-5.gif
「ハイジ」でクララが歩けるようになった瞬間に感動した人は多いと思う。僕もそのひとりではあった。このような「障害」とその克服、あるいは、奇跡の回復というモチーフは、比較的使い古されたものであり、なんの疑問を持たないことも多い。しかし、考えてみれば、このようなモチーフは、その背景に、何らかの「原罪」があるから「障害」を持っているということや、また、罪を償ったことにより「奇跡の回復」をするという価値観を含んでいるのである。このような、モチーフを用いること自体が、障害に対するある特定の見方や思想を反映していることになってしまっているのである。この点をするどく、かつ多数の例をあげながら論証してみせるのがこの本である。原題は、Take Up Thy Bed and Walk だが、クララは歩かなければいけないの、にしたのは正解である。こちらの題のほうが、著者の思想をダイレクトに読者に伝えられると思う。

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