片山杜秀の本(1)音盤考現学

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 ■片山杜秀の本(1)音盤考現学

片山杜秀の本(1)音盤考現学
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当商品の発売日:

2008-01-19


カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

面白いが、高偏差値風? 評価: stars-5.gif
吉田秀和絶賛ということで読んでみた。吉田秀和が絶賛する日本人の書いた本というのは最近珍しいから。
なるほど、テーマが極めて個性的であり、片山の幅広い教養が生半可なものでないことが感得できる。文章もまあうまい。それぞれの論の展開も刺激的だ。しかしだ。彼の考えは今ひとつハッキリしない。
たとえば、小林研一郎の『パッサカリア』と山田耕筰の『明治頌歌』の類似性に触れて、山田の時代からコバケンの現代まで日本人(というより、日本の作曲家の、といった方が正確だろうが)の気質は変っていないと閉じているが、それでどうだというのだ。それは悪いことなのか。よいことなのか。あるいはわからないのか。片山自身の考えがわからない。
朝比奈の項目でも、それでは彼は朝比奈の「無国籍性」を評価しているのか、あるいは揶揄しているのか?
盟友らしい許光俊は、朝比奈についてはっきりと馬鹿にしている。コバケンしかり。わかりやすい。許はその点、言論公表に責任を負っている。
しかしながら、片山の文章では、彼が言及するあれこれについて、どう思っているのかが曖昧である。
面白いことは面白いし、色々と知識は得られるが、彼自身のスタンスがもう一つ不明であって、そのことは批評家としていかがなものなのか。疑問を禁じえない。

片山節全開の音楽本! 評価: stars-5.gif
自分が初めて片山杜秀氏の文に触れたのは音楽之友社の
クラシック名盤大全だった。(この本は改訂版の発行を希望したい。
当時CD探しにかなり役立った)

その本の中で見たことも聴いたこともないような曲(ばかり)を
廃盤だろうが未CD化であろうがおかまいなく,
完全に他の批評家とは90度方向がズレたノリで
「この曲は聴いておいた方がいいんだぞ」という
それはそれは熱い語り口調で(時にはレレレードミソーなどと
音階を文に載せたりして,語りの熱さは青天井であった)
薦めるものだから,当時自分はCD屋を何軒もはしごさせられた
ものだった。(で,結局ほとんど見つけられなかった)

また,ムラヴィンスキーのサルマノフ交響曲全集なんかにも
ひょっこり解説に顔を出したりしたので,この人の知識量は底が知れん,
と怯えたものだった。

そんな片山氏の本が発行された!中を見た感じ,あのときの
ノリは変わっていない!必読だ。ぜひ,自分と同じ(口車にのせられる)
体験をしてみて欲しい。

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