■Barbarians at the Gate
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カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| 大変にウェルメイドです 評価: |
| 有名なビジネス書『Barbarians at the gate』のケーブルテレビ映画化版(1時間50分弱)。 1989年に起こったRJRナビスコ社の買収劇を皮肉たっぷりのコメディとして描いている。ナビスコ社の株価低迷に頭を悩ませていたロス・ジョンソン社長は無煙タバコ「プレミア」のデビューに大きな期待をかけていた。しかし莫大な研究開発費をかけて誕生した「プレミア」はブキミな味のする失敗作だった。ジョンソン社長はマネジメントバイアウトを決意する。しかしディール約定前に噂を聞きつけた他社が買収競争に名乗りを上げる。買収合戦は途中から「競争の為の競争」の様相を呈し、ビッドはどんどんつり上がる。結局LBOの老舗・KKRがジョンソン社長側との激しい株買付け競争の末に買収に成功。しかし同時に50億ドルのジャンク債を含む200億ドル分の長期負債をナビスコに負わせる事になる(その顛末までは映画は描かない)。 メディアを巻き込んだ買収劇フィーバー、敵味方入り乱れた丁々発止、長い原作本をどんどんはしょって上手く料理している。原作ではファーストボストンの参戦など他にも面白いドラマがあるのだが、二時間に満たない時間枠なのであくまでジョンソンとクラヴィスの対決に的が絞ってある。個人的には、R.J. レイノルズやナビスコといった(1985年に両社が合併してRJRナビスコ)「従業員=地域コミュニティそのもの」的な世界が法人税制を逆手に取った新手のマネーゲームの中で変質していく様子を捉えた原作と比べるとやはり物足りないものはあった。 ジェームズ・ガードナー扮するジョンソン社長が愛嬌たっぷりの憎めないキャラになっているが、原作ではこんなキュートな人間だったかなぁ、だいたいあの人物に愛社精神なんてあったけかなぁ、と思いつつ、原作のままじゃ観客に好かれないだろうし。クラヴィス役のジョナサン・プライスは不気味で迫力がある。それにしても出演者がこうもタバコをプカプカする映画は久しぶりだった。タイトルの「barbarians」は禁煙推進派のことだったりして…。 |
| 嘘みたいなホントの話 評価: |
| RJRナビスコ社の買収をめぐる騒ぎを再現した作品です。原作のノンフィクションは『野蛮な来訪者』のタイトルで翻訳が出ていますが、会社の成り立ちから始まってじっくり話が進むので、よほど熱心に「勉強」するつもりで読まないと飽きてしまいます。その点、このケーブルテレビ用映画は分かりやすい語り口で事件の概要を2時間足らずで語ってくれるから、本を読む前の入門編としても役立つし、独立した作品としても抜群に面白いです。冒頭、「はるか数億ドルも昔−−」という「スター・ウォーズ」をもじった字幕から始まるところからしてふざけていますが、全体にこんな調子の皮肉な台詞がちりばめられ、買収騒ぎにかかわった人たちの欲深さをからかい、突き放して描写しています。バブル期を象徴するエピソードの映像化として、最高の出来だと思います。出演した俳優たちにとっても代表作となるでしょう。 |
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