■CIPHER 【コミックセット】
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CIPHER 【コミックセット】 白泉社 >>当商品の最安値チェック |
カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| 重い作品だがまあ名作ではある 評価: |
| 前作「エイリアン通り」で描いたテーマを、今度は肉親という要素を導入してもう一度最初からやり直した作品。本作品が下敷きにしているのはスタインベックの長編小説「エデンの東」である(映画じゃないですぜ)。シヴァとサイファの関係がアーロンとキャルをモチーフとしているのは明らかであるし、また最終章のタイトル「Timshel」は「エデンの東」のキーワードでもある。最終章の冒頭でアニスがサイファに語りかけているのは、「エデンの東」で中国人リーがアダムらに話した聖書解釈のエピソードの引用なのだ。 リーは2冊の英語訳聖書において創世記4章の神の言葉が異なっている点に疑問を抱き、同胞の賢者たちと2年間にわたってヘブライ語聖書を勉強する。ヘブライ語「timshel」とはいかなる意味かという所が焦点である。ある英語訳では「Thou shalt」(You shall)であり、また別の訳では「Do thou」(You do)がこれにあてられていたのだが、リーが出した結論は「Thou mayst」(You may)であった。「罪は治められるだろう」でも「罪を治めよ」でもなく「罪は治める事が出来る」こそ神の言葉であると言うのである。そしてリーはこう語る。「 It might be the most important word in the world. That says the way is open.」「道は開かれている」。 「timshel」なる言葉がイスラエル、カリフォルニア、そして日本と遙かに伝わってきて、かくも豊饒な実をもたらしたという事に評者は感心する。もはや忘れられようとしている作品であるが、日本のコミック文化が生んだ最良の収穫の一つであることは疑い無い。出来れば新品を買って作者にお布施しましょう。 |
本>ジャンル別>コミック・アニメ・BL>コミックセット>
本>ジャンル別>コミック・アニメ・BL>クリエイター別>な行>成田美名子>
本>By Publishers>白泉社>
本>Special>コミックセット>少女向け>
本>Stores>古本ストア>中古コミックセット>

