閃光(紙ジャケット仕様)

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 ■閃光(紙ジャケット仕様)

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カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

イエスのアルバムと呼びたいが呼べない秀作 評価: stars-5.gif
『ビッグジェネレーター』発表後、バンド内の対立が悪化してジョン・アンダーソン(Vo)はバンドを去った。そして、元イエスの4人であるジョン・アンダーソン(Vo)とビル・ブラフォード(Dr)とリック・ウエイクマン(Key)とスティーブ・ハウ(G)が結集し、専属のアディショナル・メンバー3名(G・Key・Bで、レコーディングだけじゃなく、ツアーにも同行するミュージシャン)を加入させて当アルバムを完成させた。内容としては、音的には『究極』に似ており(派手さはないが)、スケール感が広い。そして、どの曲もイエス色が強く、完成度の高い曲ばかり。聴けば聴くほどアルバムの世界に引き込まれる思いだ。各メンバーの意気込みが感じ取られ、演奏等も充実しており、いかにもイエス・サウンドの頂点とも言うべき仕上がりとなっている。もしかしたら、これまでのバンド内でのメンバー間での悪化による脱退の繰り返しやアルバムの仕上がり度の変化の原因はクリス・スクワイアーにあったのではあるまいか。当アルバムを聴くと、どうしても感じてならない。
本当はイエス名義で発表するつもりだったが、クリス・スクワイアーとアラン・ホワイトは『90125イエスがまだ存在する限りイエスと名乗ってはならない』と主張。それに対し、『イエスは私が作ったバンドであり、また、私のバンドでもある。イエスと名乗る権利はある。』とジョン・アンダーソンが対立。裁判まで発展したが、結局、バンドのこれまでの歴史・活動の流れ的に現在のイエス(この時点では90125イエス)が正当なイエスなので存続し続けているという事で、ジョン・アンダーソン側の敗訴の結果となった。ジョン・アンダーソンは『イエスは私のバンドなのに、なぜイエスと呼べないのか。』と大変悔しがったという。それで、当アルバムのバンド名となった(略してABWH)。
前置きが長くなったが、前記したようにイエスそのもののサウンド及び曲であり、全盛期の頃をふっとうさせる。いや、それ以上に素晴らしい出来栄えだ。1曲を除いて派手さはない。しかし、ここがポイントだ。派手にやればいいってもんじゃない。熟練されたメンバーのじっくりと構想をねった曲造り及び演奏がものをいうのだ。当アルバムはそれをひしひしと伝えてくれる。もしイエス名義だったら間違いなく最高傑作と評価されただろう。
特に、後半の終わりあたりの『オーダー・オブ・ユニバース』はアルバムの中で一番もりあがる曲で、また、長い前奏で始まる曲だが、この長い前奏だけでも鳥肌が立つくらいだ。そして、ダイナミックに進んで静かに終わり、その余音がそのまま次の曲のバラード『レッツ・プリテンド』へ流れていく。この部分が当アルバムのハイライトであろう。
余談ではあるが、当バンドのライブはDVDとCDで発売されており、イエスの曲が中心に演奏されているが、当アルバムとイエスのオリジナル・アルバムを完璧に再現した演奏なので、そちらの方もぜひ一緒に購入して聴いてもらいたい。彼らの真の姿を体験できる。

誰のための、誰に向けてのプロジェクトなのか 評価: stars-5.gif
「YES」と名乗れないけど、実質的には黄金の前期YESの再結成的な奇妙な作品です。1989年発売。メンバーはアルバムタイトルが示す通り、ジョン・アンダーソン、ビル・ブラフォード、リック・ウェイクマン、スティーヴ・ハウ。

このアルバムが発表された当初、メンバーを見れば誰だって「おお!YESの再結成か!」と欣喜雀躍したファンも多かったと思います。何を隠そう、私もその一人。クリス・スクワイヤ抜きでも何とかしてくれるだろうと、期待するのも無理はありません。しかし、残念ながらここで聴かれるサウンドは、老成してしまった「YESっぽい音楽」に過ぎません。「たら、れば」の話になりますが、仮にクリス・スクワイヤが参加したとしても、あまり変わりばえしなかったのではないでしょうか。新しい音楽を作りだそうという若い頃のギラギラしたものはほとんど影を潜め、無難な線で収めようとした感がありあり。ほとんど盛り上がりをみせないまま終始する彼らの姿には、正直落胆してしまいました。

昔の彼らと比較して聴いてしまうのが間違いだと言えば、確かにそれまでですが、ファン心理というのはそういうものです。何も拙速に「再結成」を急がなくても良かったのにと思うのですが、この作品後の枯れに枯れきった彼らの姿を見るにつけ、できればこの作品で終わらせて欲しかったと思わざるを得ません。

Yesの作品中で一番好きです 評価: stars-5.gif
長過ぎず短過ぎず佳曲揃いで、Yesの作品中で一番好きです。
ハウがへろへろしていないのもポイント高いです。
Yesの歴代ラインナップ中、まともな人が一人もいないこのメンバーで、ここまでまとめ上げた作品ができたのは奇跡ではないでしょうか。
8人イエスとして発表された次作でのこのメンバーでの曲が、あのていたらくだったことを考えると、本当に一瞬の"閃光"だったんだなと思います。

これはYESのアルバムと言うべきだ 評価: stars-5.gif
1989年発売。題名こそ『Anderson Bruford Wakeman Howe』となっているが中身ははっきり行って最近のYESのアルバムよりずっと『YES』なアルバムになっていて満足度が高い作品になっている(●^o^●)。ここにないのはクリス・スクワイアのリッケンバッカーだけで残りはすべてあると言い切れる。

得意の変拍子に満ちた曲にジョン・アンダーソンの高い声とリック・ウエイクマンの変幻自在のキーボード、それに見事に絡む太いスティーブ・ハウのギター、スココン・スネア満載のこれまたキーが高いビル・ブラッフードのドラムと完璧に『YES』の世界だ。特に8曲目の『Order Of The Universe』が傑作で、この曲はYESの長い歴史の中でもかなり名曲に入ると思う(夜のニュース番組に使われていたりしている(●^o^●))。

複雑系大好き(●^o^●)。


傑作! 評価: stars-5.gif
 このアルバムにクリス・スクワイヤがいたら」と思うのはファンの欲目でしょうが、このアルバムにクリスがいたら、果たしてこれ以上の作品を創造していたでしょうか。メンバーとしてクレジットされていれば、確かに嬉しい。しかし彼がいなかったからこそ、この傑作が誕生したと言っても過言ではありません。それほどこのイレギュラーになってしまったアルバムの出来はすばらしいのです。
 1曲目に聞かれるウェイクマンのピアノがイエスとして、ここまでクリアな響きを聞かせたことがあったでしょうか?3曲目で、1stシングルにもなった“Brother of Mine”の人類を高らかに歌い上げたジョンの詩とビデオクリップにも心打たれます。“Quartet”の牧歌的なギターのぬくもりもイエスにはありません。なぜならそこにクリスがいたからでしょう。

 クリスがいなかったから生まれた傑作。クリスがいたら、また違った作品が完成したと思った方がファンとしては気が楽で、今までイエスにはなかった楽曲が目白押し。何度も書きますが、これはクリスのいない負の要素をプラスにして生まれたイエス史上でもまれに見る傑作の一品です。

 唯一気になるのは、当時のクリストの確執の中でジョンの感情を露わにしたとしか思えない“Order of the Universe”の激しい一面。スティーヴのAsiaから持ち込んだようなギターワークも、それに感情移入しているよう。

 でも、イエスのサイトではアルバム一覧に加えられているので、参加していないメンバーにも好評なのではないでしょうか。やはりイエスは「オーケストラと同じ」(リック曰く)ということでしょう。


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