Going for the One

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カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

究極の果てに 評価: stars-5.gif
1977年リリースのスタジオ録音8作目。前作のリレイヤー(私的イエス最高傑作)で大作主義
傾向を行き着くところまで求めたイエスが究極の果てにリリースした本作【究極】は変革の
意志と新旧の息吹を感じさせる秀作だ。そしてこの【究極】の果てに何を得るかはイエスに
何を求めているかで違ってくるのだろう。まさに聴き手のイエス観を映す鏡のような作品だ。

[1]のタイトル曲「究極」は、初期のイエスにあったわかりやすさと、ハウの硬質かつ伸び縮
みするギターリフとが合わさった、新旧ブレンドみたいなナンバーだ。この曲を顕著にこの
作品ではハウのギタープレイがとりわけ冴える。
[2]の「世紀の曲がり角」はしっとりしたアコースティック・ギターの音色とそれに申し分な
いほどマッチするアンダーソンの歌声が映えるバラッドだ。中盤の壮大に広がるインスト部も
すばらしく思わずホロッとくる曲だ。
[3]の「パラレルは宝」はクリス・スクワイア作。ベースラインを追うだけで幸せになるよう
な気持ちになりますね(笑)。ただウェイクマンとハウも好演してます。

[4]の「不思議なお話を」と[5]の「悟りの境地」はまさにタイトル通りの世界観に引きずり
こまれるような曲だ。まさにどちらも「イエスらしさ」が詰まってますね。

結局僕がこの【究極】の果てに得たものは二面性ですね。それは硬質でありつつ柔軟、快楽的
かつ実に緻密なスティーヴ・ハウの不思議なギタースタイルと、イエスというバンドが持って
いる二律背反の概念。それを絶妙にブレンドしてしまう凄さでしょう。

Yes(プログレ)の最後の輝き。 評価: stars-5.gif
パトリック・モラーツは自身のソロアルバムが好評だったことにより脱退、代わりにリック・ウェイクマンが復帰、再びシンフォニックな曲調を取り戻した傑作。70年代後半のプログレアルバムとしては出色の出来であり、Genesisの「静寂の嵐」、Renaissanceの「お伽話」、U.K.の1st等とともにプログレ最後の輝きの一つと言えるでしょう。
1曲目「Going For The One」は後のポップ化を予感させ、2曲目「Turn Of The Century」ではハウが、3曲目「Parallels」ではウェイクマンが、4曲目「Wonderous Stories」ではアンダーソンがそれぞれ見せ場を作っています。
しかし真に語られるべきは5曲目「Awaken」でしょう。アンダーソン自身が究極のYesと認める大曲で、その完成度の高さは「危機」「錯乱の扉」にも劣りません。ハウのギターソロやウェイクマンのパイプオルガンなど、今までの集大成のような一曲でこの一曲だけでお腹一杯になれるはずです。
Yesファンだけでなく、全プログレファンにお薦めの一枚。

美しいイエス 評価: stars-5.gif
「危機」「こわれもの」「サードアルバム」に次ぐ傑作がこの「究極」だと思う。従来の楽曲に比べ繊細な音が並ぶ。特に「不思議なお話しを」はジョンアンダーソンのエンジェル・ボイスが最大限生きていてとても切なく美しい。このリマスターによってさらに音が洗練されて、おすすめできます。

音楽の志向性を実感させる一枚 評価: stars-5.gif
 イエスにリック・ウエイクマンが帰ってきた! というのは当時ファンにとって喜ぶべき出来事だった。そして、スイスで録音されたパイプオルガンの演奏も彼の面目躍如の、シンセサイザーを駆使したプログレロックは詩もメロディも透明で力強く、イエスの持つ神話的な世界を十分に構築し、音楽の志向性という概念を意識させる内容だった。
 メッセージ性、メロディライン、チームワーク共に”GOING FOR THE ONE”というアルバムタイトルを際立たせた演奏である。ご堪能あれ!

駄曲なしの傑作 評価: stars-5.gif
従来のYesに比べて美しいメロディー・ラインの曲が多いとともに、タイトなリズムが特徴的なアルバムである。このアルバムの凄いところは一曲として駄曲がないことである(Additional Trackはその限りではないので念のため)。このアルバムを聞いたとき、昔ながらのファンは一曲目のリズム・カウントとスライド・ギターに面食らいつつ、新しいリズム・フィギュアに驚き、2曲目以降の美しいメロディを聞いて安心し、最後の"Awaken"で感動のピークを迎えるはずである。緊張感という観点では"Close to the Edge"には及ばないが、Yesのキャリアの中でも優れた出来を示す傑作。

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