天国と地獄

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 ■天国と地獄

天国と地獄
脚本:黒澤明 脚本:小国英雄 脚本:菊島隆三 脚本:久板栄二郎 
東宝ビデオ

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当商品の詳細説明:

横浜の高台に豪邸を構える製靴会社重役(三船敏郎)の運転手の息子が、重役の息子と間違われて誘拐。犯人は3000万円を持って特急こだまに乗るよう命令するが…。
エド・マクベインのミステリ小説『キングの身代金』を、黒澤明監督が翻案して映画化した社会派サスペンス映画の金字塔。やがて人質は解放され、警察(仲代達矢ら)の必死の捜査が始まるにつれ、明らかになる誘拐犯(山崎努)の思想。地獄のような薄汚れた町から、天国のような高台の豪邸を見上げていた彼の屈折した思いが、とりかえしのつかない事件をうんでいくのだ。その意味では単なるサスペンス映画ではなく、人間の内面の業に鋭く迫った、黒澤映画ならではの味わいに満ち満ちている。モノクロ映像のなか、一瞬カラー着色がほどこされるショッキング・シーンは観てのお楽しみ。後に『踊る大捜査線』映画版で、このシーンがパロられていた。(的田也寸志)

カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

山崎努 評価: stars-5.gif
役者陣の血の通った演技 黒澤独特の演出力 被害者、警察、加害者それぞれの視点で
描かれるリアルな物語 どれをとっても一級品です。 煙などを赤くしたり奇抜な発想も
面白い 最後の山崎努さんが「ちくしょう」と取り乱す長い面会シーンが凄くて圧巻でした。
金があるもとない者当時の厳しい生活も捉えられていてとても良い作品です。

前半の室内シーンに注目 評価: stars-5.gif
 特急こだまの車内シーンが有名ですが、実はこのシーンに切り替わる前の室内シーンが結構長く、カメラが権藤邸からほとんど出ないにもかかわらず、画面に引き込まれてしまいます。
 後半の犯人追跡の部分では、多くの指摘があるように仲代達矢の警部が犯人逮捕のためとはいえ、後で冷静に考えるとやややりすぎなのですが、観ている最中はそんなことが気にならないほど夢中になってしまいます。
 余談ですが、40年以上前の作品なので仲代達矢はまだ30歳代のはずですが「男」の顔付きになっています。今の俳優は若くみえますが、40歳すぎてもなんとなく子供っぽい顔付きで幼くみえてしまうため、実年齢の役を演じることが難しくなっており、特に時代劇や歴史ドラマでは違和感が大きく落ち着いて鑑賞できず、最近、邦画は古い作品を観ている時の方が何かホッとします。DVDで気軽に名作が観れるようになりましたが、邦画の値段はまだまだ高く、もっと手ごろな値段で、昔の名作をどんどん出して欲しいです。

とても面白かったです! 評価: stars-5.gif
列車のトリック、犯人を追うプロセス、
不買運動、会社の重役たちと面白過ぎる!

登場人物が皆リアルで人間味を感じた!
物語もグイと引き込まれ、すごい緊張感!

最後、あまりにも意外な犯行の動機、
「天国と地獄」の意味も考えさせられた。

見終えて見ると、心に残るシーンが多い。
143分が、短く感じるサスペンスだった。

息もつかせぬ展開なのに、「生憎、花を
買いに行くようなツラは一人もいません!」

サラッと笑える場面があるのが私は好きだ。

横浜の街が天国と地獄 評価: stars-5.gif
身代金を要求される主人公(三船)が、靴メーカーの重役という設定。ちょっと変わった設定だなと思ったら、物語の中盤で伏線が活きてきます。金の上でいかなる困難に出会っても、一から出直せばいい、無一文で元々という、黒澤ヒューマニズムを上手く見せる仕掛けです。前半、俗物に描かれた主人公は、苦難に出会って人情に厚い本性に戻る。一方、犯人はその自己中心的な考えに激しく後悔する。その対比。

舞台は横浜ですが、これは絶妙のロケハン。横浜は丘陵地帯で住宅地といえど高低差が激しいのです。金持ちの住む高台(本作では浅間台)と、それを恨めしそうに見上げる庶民が住む下町。そしてドヤ街。貧富の差がやや誇張されているような気もしますが、昭和30年代の横浜ならではだと思います。

犯罪映画としても、精巧に組み上げられていて、背景、人員、道具、地理の設定がしっかりかみ合っています。(警察の捜査方針はやや義憤の色を付けすぎかもしれませんが。)細かい設定をテンポを落とさずに小気味よく叙述する手腕は流石。

驚愕。 評価: stars-5.gif
いやー、驚かされました。
まず一番最初のシーンから驚かされます。なんと誘拐犯が登場してくるまで50分近くも一つの部屋を舞台にして物語が進展していきます。当然画像的な迫力は全くないのですが、心理的な迫力が圧倒的です。
中盤になると誘拐犯を追い詰めるため警察が「犬のように」なり捜査を遂行していきます。
特に特急"こだま"の中で繰り広げられる誘拐犯との心理戦は目を見張るものがあります。
最後のシーンは一番印象的です。
ここで言うとつまらなくなってしまうので言いませんが、クロサワ監督の評価が日本だけでなく世界でも非常に高い意味が分かるようなシーンです。

映画を観る人であれば「まずこれを観ろ」と叫んでしまいたくなるような作品です。

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