幻の湖

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 ■幻の湖

幻の湖
原著:橋本忍 脚本:橋本忍 その他:芥川也寸志 
東宝ビデオ

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カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

安易に茶化さないで、評価は自分の目で確かめてみてほしい映画です。 評価: stars-5.gif
脚本家である巨匠・橋本忍が、満を持して原作/脚本/監督した、
砂の器、八甲田山に続く、橋本プロダクション第三作にして、東宝創立50周年記念作品。
オーディションで選ばれ、本作がデビューとなった南條玲子の体当たりの渾身の演技と、
愛犬の死を発端にした女の執念と、時空を超えた愛を、マラソンを通じて描く、独特のストーリー展開が見もの。

南條玲子とともに、星野知子も美しく、そのエピソードは悲しい。
共演の長谷川初範は「ウルトラマン80」の直後の出演で若々しい演技。
その他、この時代の味のある俳優さんたちが脇を固めているのにも注目。

そして、芥川也寸志による音楽がいい。
また、主人公が愛犬とジョギングする琵琶湖周辺の四季の景色は美しく、
東京パートでは、駒沢オリンピック公園が登場、懐かしいです。

DVDでは、映像特典としては、予告篇2パターン、特報2パターンを収録。
ギャラリーとしては、劇場用スチール16枚(カラーとモノクロ)、場面スチール(カラー)15枚、ポスター2種を収録。

近年雑誌「映画秘宝」などで、さんざん、からかわれたのをきっかけに、トンデモ映画としての評価だけが高くなり、そのおかげでDVD化。
喜んでいいのか、悲しんでいいのか。
安易に茶化さないで、評価は自分の目で確かめてみてほしい映画です。
確かに、映画としてバランスが偏っていたり、特撮がチープだったり(当時の技術の限界か)、マラソン・シーンが長いとか、
演出など他にもたくさん欠点が考えられる映画ではありますが、映画としての厚みは確かにあると思います。

やはり、作者が3役を兼ねると、調整してくれる人との対立が生まれないため、唯我独尊、どうしてもバランスが偏ったモノになりがちです。
(これが良い方向に向かうと、傑作が生まれるのですが。)
それでもパターン化された、単純明快すぎる映画よりは、余程味わいがあっていいかも。


人生とは、ひたすら走り続けることなのだ(笑)! 評価: stars-5.gif
 見終わった後、劇画調の顔で、私。
「人生とは、突っ走り続けることなのだ!」
 物語の約1/4が主人公のランニングに費やされるというこの作品。まさに、突っ走り続けた結果、誰にも止められない不可解な作品になってしまった。それが本作品。オープニングからラストにたるまで、ひたすら走り続ける主人公。それも間違った方向に。
 それでもテーマを一つに絞っていれば、ここまで破綻した内容にはならなかったかもしれない。例えば愛犬シロとの絆を描くとか、謎の雅楽師(なんと、NASAの宇宙飛行士!…それにしても、宇宙パルサーって?)との恋愛とか、メインテーマがきちんと絞られていれば、もう少しまとまった内容になったと思う。
 しかし、あれもこれもと色々な要素を融合させた結果、一体時代劇なのかサスペンスなのか、スポーツなのか恋愛なのか、それともSFなのかもはや誰が見てもジャンル分けできないカオスな作品に仕上がってしまった。
 愛犬シロを殺したヒゲ親父を、着物姿で出刃包丁片手に、日本髪を振り乱しつつ凄まじい形相で追い掛け回す主人公の姿は、あの貞子ですら霞んでしまうほどのインパクトを与えることだろう。そして、パッケージの写真がちょうどそれ。
 また、登場人物を含む各要素も変で、アメリカ諜報部員がソープ嬢をやってたり、シロの墓前と出刃包丁がソープランドにあったりするなど(そんなソープランドは行きたくない!)あらゆる面で常軌を逸している。
 この作品は、ネタバレでもいいので内容紹介をしているサイトをのぞいてから買った方が懸命だろう。

話のネタとしてオススメ 評価: stars-5.gif
東宝50周年記念映画として製作された大作にも関わらず、客は不入りで、わずか1週間で打ち切り。
後のテレビ放映やビデオ発売も見送られ、ほぼ封印状態に。
映画ファンからも『シベリア超特急』と並ぶカルト扱いされたりと、問題作として名高い作品。

「愛犬を殺した男への復讐」「戦国時代の悲恋」という二つの異なる縦軸が絡み合うんだけど、これがちっとも上手く絡んでいない。
無理やり結びつけるために、無茶な設定と強引な展開の嵐。

■琵琶湖湖畔のソープ嬢・お市の方は、店の方針から和装で接客

■お市の方の愛犬が著名な作曲家に殺害され、復讐を誓う

■琵琶湖に散った、お市の方(本物)に関する悲恋伝説を聞く

■和装・源氏名・琵琶湖の一致により、伝説のヒロインに自分を投影

■琵琶湖をテーマにした仕事で滋賀入りした作曲家が、ソープに来店

■ヒロインになりきり、「琵琶湖に沈んだ女の恨み節!」と叫んで作曲家を刺殺

大まかにはそんな感じ。
これだけでも充分「?」なのに、諜報機関員のアメリカ人ソープ嬢や、宇宙飛行士の雅楽師が絡んでくるわ、お市の方と作曲家がジョギング対決するわで(しかも2度も)、ますます複雑怪奇に。
おまけに、途中で延々と時代劇になったり、ラストシーンが宇宙になったり、舞台も唐突に変化。

大映ドラマとは一味違う異常性を有した、とにかく荒唐無稽な怪作。
間違っても傑作ではないけど、話のネタとして鑑賞するのもいいかも。

こっ!こっ!こっ!これはぁ〜っ!!!  評価: stars-5.gif
私は決して意地悪な人間ではないと思っています。人の失敗を笑いものにするという人間ではない筈なのです。でもこっ!こっ!こっ!これはぁ〜っ!!! もう全ての要素が奇跡的に爆笑のベクトルへと終結していきます。これぞ宇宙パルサー!まず冒頭に“東宝創立50周年記念映画”と出るところから爆笑の伏線です。監督・脚本は黒澤明のパートナーだった橋本忍!高らかに鳴り響く心揺さぶる魂の音楽!そしてじっくりと描かれる重厚な場面の数々。大々的なロケによる、どう考えても必要なさげな敵さんの旅行コースまでも見事な撮影できっちりと切り取られる風景の見事さ。生真面目に撮られたいかにも大作然とした佇まい。淡々と綴られる3時間の抒情詩なのか・・。これが確実に中盤の“何故なのマラソンシーン”で効いてきます。ここでたくさんのコメディ映画で鍛えられていた筈の我々夫婦は、涙を流して笑いころげ喘ぎました。黒澤明はこの映画を見たのか?熱演の役者さんたちはどう思って演技してたのか?そんないろんなことを考えてしまったらもうたまりません。この後の怒涛の展開には、もはや時間を忘れてしまってのジェットコースタームービーに早がわりです。そう“イーグルはすでに実戦配備についている!”のでした。ラストのシュールを通り越して深い展開も涙ものですが、そこまでにちりばめられた、“私は寂しくなかったんだ!”とか“なんで婚約しちゃったんだろう”とか“僕はいいから先に行け!”とか“勝った〜”とか耳を疑う素晴らしいセリフの数々を是非堪能して欲しいです、未見の人には。これを詳しく説明するには3時間でも足りません。是非見て下さい。爆笑爆笑でたまりません。これ3時間見たら、その8倍は話が弾みます。いや私は意地悪な人ではないのですが・・・。

夢から醒めたような気持ちに・・・ 評価: stars-5.gif
前から見たいと思っていたけど、ようやくケーブルTVで観賞する機会を得ました。

各レビューサイトでかなりの予防接種をしてきたはずの自分でしたが・・・
・・・やっぱりよくわからんw(特に後半)

創立50周年記念超大作。そんなビッグな肩書きの映画を、 なぜ一人の女性の恨み節
に託したのかは謎です。

↑の商品の説明が目茶苦茶であることが示すとおり、この映画は並の映画とは違います。
良い意味でも悪い意味でも。

ちなみに個人的に戦国時代も宇宙も大して重要な物語の要素には思えませんでした。

海外にありふれているような大冒険モノやSF系を模倣する ことを嫌った結果なのか、
力を入れるあまり、映画に必要な要素を詰め込みすぎたがゆえに生み出されたパンドラの
箱なのか・・・ (たぶん両方か)

ぶっ飛んだ脚本。やたら豪華なスタッフ&キャスト陣。
日本映画史上、これほどの迷作は後にも先にも無いでしょう。

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