■立川談志 古典落語特選 2
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| 本編以上に面白い部分まである。 評価: |
| 「代書屋」は、今なら司法書士であろうが、ここに出てくる、代書屋は、現代の司法書士の領域ではない。設定は履歴書を書いてやる人間というもので、現代には、存在し得ない商売であろう。残念ながら、この明治以降の新作落語は、もはや現代を生き残れない。談志家元は工夫に工夫を凝らして熱演しているが、残念ながら素材に無理がある。 気になるのは、冒頭。おそらく前座が「寿限無」をやったのであろう。それを聞いて、「寿限無」の繰り返しは2回が限度だな、3回は無理だ・・・という趣旨の論評があった。そのような「寿限無」を演じてもらいたいと思った。 「つるつる」も切ない幇間の恋心とわがままなお客の相手をしなければならない仕事との葛藤を見事に演じきっている。この「まくら」に当たる部分が抱腹絶倒である。お辞儀の仕方の話から始まったと思ったら、「道具屋」「火焔太鼓」「大工調べ」「金の大黒」「長屋の花見」「黄金餅」「たがや」「素人鰻」「船徳」「夢金」「あくび指南」「お血脈」・・・・後はお楽しみ・・・のダイジェストを一気に演じてしまった。これは、カラオケでよくやられている特定の歌手の複数の歌をつなぎ合わせるものに近いが、恐るべき手腕というべきであろう。 なるべく正直に言うと、こうした「本編以外」のお楽しみを持ってこなければ、この二つの演題は、談志家元の力量をもってしても、現代に置き換えることは難しいのかもしれない。そんなことを知っていながらなおも挑戦するところが、「すげ−なー」と思う。今後、このシリーズがどこまで伸びていくか分からないが、とことんお付き合いしましょう。 2005年11月21日記す |
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