座頭市物語

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 ■座頭市物語

座頭市物語
原著:子母沢寛 脚本:犬塚稔 
ポニーキャニオン

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当商品の詳細説明:

居合い斬りの達人でもある座頭の市(勝新太郎)は、飯岡助五郎の客分となり、飯岡と敵対する笹川繁造の用心棒・平手御酒(天地茂)に友情の念を抱きつつも対決せざるをえなくなる。
子母沢寛の随筆集『ふところ手帖』に記された市の短いエピソードをもとに、大映時代劇の旗手・三隅研次監督が手掛けた大ヒット・シリーズの記念すべき第1作。ここでの市はただ強いだけではなく、丸木橋をおそるおそる渡るなど、盲目の男という点が強調されており、暗闇の世界を生きるシニカルなアウトローとしてのキャラクターをカツシンが見事に演じきっている。彼と天地茂とのふれあいのシーンも秀逸で、それゆえにラストのダイナミックな決闘も、哀しく観る者の心を揺さぶるのであった。(的田也寸志)

カスタマーレビュー:

購入者の平均評価: stars-5.gif

勝・市の出発映画 評価: stars-5.gif
 座頭市は、子母沢寛さんが原作と言われていますが、彼は座頭市については、十数枚の原稿用紙しか残していません。そのイメージを膨らませ、連続映画としたのは、勝新太郎。長ドスを仕込み杖にしたのも、彼でした。
 この映画は、第1作映画。モノクロのためか、一層の迫力を感じます。平手との友情も、胸に詰まるところがあります。
 最後の決戦場面は、黒澤明監督の「七人の侍」やクリント・イーストウッド出演の「荒野の用心棒」を彷彿させるものでした。勝の居合抜きは、目にも止まらぬ妙技ですね。見えない目で、バタバタと切り倒していく姿は、恰好いいですね。
この映画が生まれた背景には、高度経済成長で豊かになっていく日本がありましたが、もう一面では任侠を重んじる人間社会も強くなっていました。当時製作された映画も、華々しい青春映画が多くありましたが、一方ではやくざ映画も受けていました。そんな時代を象徴する映画が、座頭市の映画でした。
 

天知茂が忘れられない。 評価: stars-5.gif
 本作のお話しの骨格になっている天保水滸伝は、以
前から単なる講談話では片付かないと思っていました。
というのも、網野善彦は「北下総の津(船付き場)の周
辺は、博奕を好む人が多かった」(『里の国の中世』)と
言い、川名登は「法の保護を離れた人びとの無法地帯
が河岸にはあった」(『河岸に生きる人々』)と言っている
からです。
 そこで簡便にと『歴史への招待15』で調べてみると、
この抗争を史実としながらも規模は伝えられるよりもず
っと小さいとした上で、繁蔵の実家のあった「笹川河岸
は、利根川(中略)の中継場所として、非常ににぎわい
をみせ(中略)、賭場も立っていた」とあります。やはり、
このお話しには折からの利根水運の顕勢化が、大きく
関わっていたことは間違いないようです。因みに同書で
は、天知茂が扮した平田深酒について「腕は千葉仕込
みということであるが、それほど素性のはっきりした人
物ではな(い)」としています。
 さて、その平田と市(勝新太郎)との本作最後での対
決は、後の『血煙街道』での近衛十四郎との壮絶な殺
陣に比べれば、以外なほどあっさりしたものです。むし
ろ、ふたりがしみじみと飲み交したときに平田が市に言
う「貴公も儂も天涯孤独の身だが、貴公は世にも人にも
負けまいとして生きている。だが、儂はその逆だ。」とい
う言葉に注目しました。
 本作、続編、新編で市は、肉親、恩人などと心ならず
も対立することになり、それ以前の彼らとの貴重な交情
まで全て喪失してしまいます。それは、市が視力障害と
いうハンデを持ちながら敢て地縁、血縁から自立しよう
とする際に、深い断念と引き換えていることを現してい
ます。本作を含む三作に共通して感じられるヒリヒリす
るような痛ましさの理由は、そこにあると思います。

 評価: stars-5.gif
盲目ながら居合いの達人である座頭市、居合いのシーン
は緊張感があってカッコいいにもかかわらず、特撮っぽさ
がないところや、変にそればかり見せようとしていない
ところがいい。
口入屋(?)の親分から手下、ヒロインのおでん屋の娘まで、
良くも悪くも筋の通った人物設定が粋な映画です。
勝新太郎はずっと目を閉じたままで、言葉数が多いわけ
でもない、にもかかわらず、台詞一語一語から暖かい人柄
とか人情味が伝わってくる味のある演技を見せてくれます。
こんな粋でイナセな日本人にわたしはなりたい。

男が男に惚れる映画 評価: stars-5.gif
この映画はなんと言っても、勝新太郎さんの存在感が抜群です。セリフの格好良さがたまりません。勝さん以外の人が吐いたらとてもみていられないようなくさいセリフも勝さんが言うとピッタリはまるのが不思議です。
また、この映画のもうひとつの見所は座頭市のライバル平手役の天地茂さんの演技です。こちらも、渋いですが勝さんに勝るとも劣らぬ脇役の真骨頂を発揮しています。
今見るとストーリー展開がやや遅いですが、中盤から後半のクライマックスまでは畳み掛けるような面白さがあります。

ビートたけし<勝新太郎 評価: stars-5.gif
ビートたけし版と比較するためには、そして伊福部音楽ときたら見ないわけには行かない、ということで見てみました。

結果

面白い!ヤクザ映画の面白さ、人情、チャンバラなどなど、長くシリーズが作られるだけあるな、という定型もすでに伺えます。

これに比べたらビートたけし版なんか亜流に過ぎません。
一番大きいのが人間ドラマのあるなしですね。

勝新の居合いにしても細かいカットを繋ぐのではなく、ロングで長回しなので、本当に早いことが分かります。

どこがどう、とは書きにくいのですが、普通に面白いです。
ビートたけし版は勧められませんが、これは良作。


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