■晩春
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カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| お父さん大好き! 評価: |
| 原節子は美しい。 笑った顔を見るとこっちが気恥ずかしくなるくらい優しい気持ちになれる。 怒った顔はとても恐い。喋らなくてもスクリーンから情念 が溢れ出してきそうで、画面から目をそむけたくなる。 普段、暗い話しかしない私の祖母だが原節子の話になると たちまち目を輝かせて喋りだし「ハラセツは永遠の処女だった のよ!!」と嬉しそうに語ったのをよく覚えている。 これこそ世のお父さんの娘の「お父さん大好き!」攻撃の極みではないか。 |
| 幸福な幸福な映画 評価: |
| 小津作品の中で最もモダンで、しかも懐かしい幸福な空気感に包まれている作品。今は無き銀座の並木座でこの作品を初めて観ました。当時、まだビデオデッキの普及も少なく、小津作品を東京以外の地で観るのは事実上無理だったと思います。並木座の開場を待つ列の中には小津作品を観る為だけの為に地方からわざわざ上京された方の姿もありました。並んでいた観客の中には他にもそれはもう様々な種類や年代の人たちがいらしてそれを眺めているだけでも心楽しいことでした。そして、映画が始まります。冒頭の北鎌倉から、銀座、上野の風景、それだけで、映画館の中は幸福で親密な独特の不思議な空気感に包まれていたような気がします。宇佐美淳と原節子のサイクリング途中に登場する昭和24年のコカコーラの広告看板にどよめき、杉村春子の軽妙な演技に笑い、・・・ 月丘夢路のキスに微笑み、最後にリンゴを剥く笠智衆にしんみりとさせられてしまうのです。その時、映画館の中に醸し出されていたあの独特の幸福な空気感はいまだに忘れられません。小津作品の中で一番にお薦めしたい作品です。 |
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