■アラビアのロレンス 完全版
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当商品の詳細説明:
「ロレンス」の出現は20世紀の事件であった。第一次世界大戦下、ドイツと手を組んだトルコ帝国の圧政下にあったアラブの独立に燃えたT.E.ロレンスは、独自のゲリラ隊を指揮し、アラブの救世主と称えられるようになる。しかし、やがて英国軍上層部に利用されていたことを知る。そして、味方と思っていたアラブ人たちもまた青い目、白い肌のロレンスを裏切っていくのだった…。
本作は、名匠デビット・リーンが息をのむ映像美と雄大な音楽で、実在のイギリス人冒険家ロレンスの波乱に富んだ半生を描き、20世紀映画の金字塔といわれている。62年のアカデミー賞では主要7部門を独占した。ロレンスにピーター・オトゥールが扮し、一世一代の当たり役となったのをはじめ、オマー・シャリフ、アンソニー・クイン、アレック・ギネスら出演陣も豪華。70ミリの画面に現れる砂漠の美しさと、真っ白いアラブの衣装をはためかせながら砂漠に立つロレンスの雄姿に圧倒される。金髪、碧眼、アングロサクソン特有の細身で長身のピーター・オトゥールは、紛れもなくロレンスそのものであった。(松本肇子)
カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| 面白いです。 評価: |
| 日本映画もべらぼうにお金と時間を使って面白いものつくってほしい。 |
| こんな映画はもうできないだろうなあ。 評価: |
| 20年ほど前、留学先のアメリカで再上映され、好評ロングラン中でした。いつもよりスクリーンの幕がどんどん左右に広がっていって、思わず席を2,3列後ろに移して観た記憶があります。クレジットロールで拍手が上がるのを聴いて、やはり映画はこの国に根ざしてるんだなと羨ましい思いでした。ビデオ、DVDとメディアは変わっても、この作品の中身は色褪せません。そう遠くない将来にまた、大画面で観れる時代が来ることを願ってます。デビット・リーンはコンラッドの「ノストローモ」を構想中だったと何かで読みましたが、是非、観たいものでした。 |
| 変わらず新鮮な映像 評価: |
| 雄大な自然と登場人物の個性を存分に描くカメラワークといい、輻輳するストリー展開といい、変わらぬ新鮮さを感ずる。テレビが大型化し、プロジェクタも普及した今日、是非みたい作品だ。 |
| 砂漠の砂の一粒一粒にロレンスの苦悩が反射する雄大詩篇! 評価: |
D・リーンはメロドラマにこそ真骨頂がある。従って背景の壮大さはメロドラマを引き立たせるものに過ぎない。特に大きな対立軸がある場合、例えば国家間、時代の潮目等が絡まるとよりメロドラマが引き立つのである。 この映画、壮大な背景描写はお見事。砂漠の幻想的表現は言うまでも無く、アカバ奇襲のダイナミズムに至ってはただ事ではない。 しかし、メロドラマが欠如しているのだ。またそれを演じる主人公もいない。まさにのっぺらぼうな作品なのである。 D・リーンは失敗作に終わるだろう事は、十分に自覚していた。従って積極的にこの作品を失敗作として露呈させることに心血を注いだのだ。失敗作とはそれを自覚しうる作家のみが正に失敗作として顕在化せしめる時に始めて可能になる、倒錯劇である。これは並みの作家では成しえることなど到底出来ない代物なのである。ロレンスの倒錯性とは、従ってこの失敗作の具現化された個性なのだ。 特に後半部の軍用列車の脱線転覆の堂々たる未完成ぶりはどうだ!本来ならば、クライマックスともいえる見せ場に出来たシーンを安易な編集で繋げているこの居直りが凄い!しかもこの後半に、山岳地帯に雪が舞うという、目を疑うシーンも出現する。この砂漠と蜃気楼の作品にである。しかしこの場面は、ロレンスの心象を描いていて秀逸である。と同時に次回作の『ドクトル・ジバゴ』を予告しているかのような印象を受ける。『ドクトル・ジバゴ』は既に始まっているのだ。 |
| この美しい虚構! 評価: |
| アラビアのロレンスとは一体何者か。一言で言えば、第一次大戦での欧州戦線の後方かく乱のため、アラブに送り込まれた英国の特殊工作員なのである。 彼は秘密軍事顧問としてアラブをひとつにまとめる工作を施し、トルコへの戦闘、攻撃を指揮し、ほぼ独力で砂漠の英独代理戦争に勝利を呼び込んだ功労者なのである。 彼の余生は謎に包まれている。 陸軍では、この砂漠の反乱の功績によって高級将校の地位にのぼったはずなのに、戦後は名を変え、空軍の最下級兵に身をやつしているのだ。 その死についても、暗殺説は今も根強くのこっている。まるでダイアナ元妃の交通事故のように。 ただ、映画の出来はパーフェクトだといいたい。 工作員とはいえ、人間である以上、アラブに独立を与えるという美しい理想(それが夢想だと知っていても)を胸に秘めて行動の情熱とした、という仮説には納得したい。 リーダーには、そういう損得を超越した部分がなければ、アカの他人はついてくるものではない。 アラブの民にしても、英国を利用するという計算だけではなく、ロレンスの持つ夢想に魅せられたとしても不思議ではないのだ。 「嘘だとわかっていても、あえて騙されてやりたくなる美しい虚構」は確かにある。 たとえば大東亜共栄圏に夢を託したアジアの独立運動家が多数いたこともそうだし、敗戦後も帰国せずアジアの独立戦争に身を投じた旧日本軍人らがいたという事実もその類だろう。 白人の支配から脱する「アジア人のアジア」という悲願は、代わりに日本がやってくるのを承知でも、抗いがたい魅力があったはずなのだ。 私はモノクロでは黒澤明の「七人の侍」を、そしてカラーでは本作を映画表現の金字塔としてとらえている。 |
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