■草の乱
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| 民衆蜂起の理 評価: |
| 時代は明治17年(1884年)。 学校・道路に関わる重税をかけられ、高利貸しに元金以上の利息を支払っても まだ足りず、役所・警察に掛け合っても相手にされず、賄賂を贈られている裁 判所からは「身代限り」(財産没収の強制執行)を通知される。 絹の価格が暴落した市況下、蚕を飼い絹を生産するしか生計を立てるすべがな かった「百姓」たちが万策尽きたとき一縷の望みをかけその原因に向け蜂起す る。 彼らには一点の曇りもない。一点の曇りもないとき民衆はときの政府とその権 力を笠に着る物たちに対し蜂起し覆す権利を持つ。 つくづく日本は民衆の犠牲の上に国づくりを行ってきたと思う。 惜しむらくはスクリーンで見たかった……とほほ。 |
| 今甦る123年前の事件 評価: |
| 1884(明治17)年,埼玉県秩父郡(現秩父市)で,「恐れながら 天朝様に 敵対するから 加勢しろ」の檄によって農民たちが武装蜂起したのが秩父事件です。 時の政府は,軍隊を派遣してこれを徹底的に鎮圧,事件を「暴動」と片付けて歴史の深部に封印しました。 事件後,別名で生き抜いた井上伝蔵(緒形直人)が,家族に語る半生という形でドラマは進んで行きますが,たたかう人々と家族のつながりをも描き,抵抗するエネルギーを感じさせてくれます。 撮影は主に吉田町を中心に,農民たちが蜂起した吉田の椋神社はもちろんのこと,吉田元気村や市場広瀬にもオープンセットを組んで行われました。中でも,主人公である井上伝蔵の実家を復元し,井上伝蔵邸(屋号・丸井商店)を現代に甦らせた撮影は見事です。 撮影後の井上伝蔵邸は,「秩父事件資料館」(道の駅龍勢会館地内)として一般に公開されています。 神山征二郎監督は「地元の人たちの協力なくして本作の完成はなかった。」と語っていますが,製作費4億5千万円,エキストラ8千人という大規模な作品作りは,まさに町をあげての取り組みだったようですね。 |
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