■ROME[ローマ] コレクターズBOX
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当商品の詳細説明:
家庭の機能不全。背信行為。裏切り。下品な悪態。容赦のない暴力。なまなましい(そして時に暴力的な)セックス。「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」のことではない。HBOの猛烈に野心的な作品[ローマ]だ。「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」がキャメロットの名声を汚したのと同じくらい残酷にローマの栄光を血みどろにした(しかもモンティ・パイソンよりもずっと笑いが少なく、おもしろいこともほとんど起こらない)。時代は紀元前(ケーブル以前)52年。元老院リーダーのポンペイウス・マグナス(ケニス・クラナム)とユリウス・カエサル(キアラン・ハインズ)は、以前は友人同士であったが、カエサルがゴールを征服し、8年ぶりに戻ってくることになって、ローマにおける2人の力関係に大きな変化が生じ、支配階級は武装を始めた。ローマの中心部では、思いがけず人びとの英雄になった2人の兵士の間に奇妙な友情が生まれていた。ルキウス・ヴォレヌス(ケヴィン・マクキッド)は結婚しており、高潔でしっかりとした人物。ティトゥス・プッロ(レイ・スティーヴンソン)は道徳を何とも思わない悪党で、その哲学は「俺は敵を殺し、そいつらの金を奪い、そいつらの女を楽しむ」という言葉に象徴されている。[ローマ]の中でも特に興味深いサブプロットのひとつは、ルキウスと妻ニオベ(インディラ・パーマ)との緊迫した関係だ。ニオベは夫が生きて帰ってきたのを見て驚く(しかしもっと驚いたのは妻が生まれたばかりの赤ん坊を抱いているのを見たルキウスのほうだった!)。[ローマ]の陰謀や策謀、そしてだれが英雄でだれが敵なのかという謎に混乱した視聴者も、ゴールデン・グローブ賞候補のポリー・ウォーカーがカエサルの手ごわい姪であり長年の敵であるアティア役で登場すれば、すべて忘れてしまうだろう。最初の1時間だけで、彼女はすでに結婚している自分の娘を、妻を亡くしたばかりのポンペイウスに花嫁として差し出す。彼女が次に何を(だれに)するのか気になって仕方なくなり、最終エピソードで彼女が受ける当然の報いを予想するようになる。
[ローマ]は丹念に造りこまれた作品で、エミー賞の衣装賞、セット・デザイン賞、美術監督賞など8部門にノミネートされたのもうなずける。マイケル・アプテッド(「歌え! ロレッタ愛のために」の監督)は、ファースト・エピソード「失われた鷲」でアメリカ監督組合賞に輝いている。しかし芸術的な評価はともかく、あっという間にはまってしまった視聴者は、アティアのこの言葉にうなずくだろう。「わたしは秘密が、陰謀が大好きなの。これほどスリリングなことはないわ」(Donald Liebenson, Amazon.com)
カスタマーレビュー:
購入者の平均評価:
| 重厚な大河ドラマ。 評価: |
| これまでローマを題材としたドラマは星の数ほど製作されてきましたが、これほど本格的かつ大々的にローマを描いた作品ははじめて観ました。 内容はユリウス・カエサルの謀反からアウグストゥスの皇帝就任までで、『ガリア戦記』に登場したルキウス・ヴォレヌスとティテゥス・プッロという2兵士の視点で展開します。難しい名前のキャラクターが大勢登場するため、最初は面食らいましたが、ボックスには人物相関図が付録されているため何とかなりました。 全体的に政治劇とホームドラマが合体したような構成で暴力、性描写といった成人向けのシーンが大目ですが、巨額の資産を投じて再現されたローマの世界が最高でした。 |
| キケロが小物に描かれ過ぎてる気もするけど・・・ 評価: |
| 時代考証はしっかりとした背景とエンタテインメントに徹した脚本がマッチしたすばらしい作品だと思います。 史実に忠実に→エンタテインメント性が低い→予算がおりない→しょんぼり 上記になるよりよっぽど良い。史実は本で読みますから。 古代ローマ映画はたくさん見ましたがこんな素晴らしい美術は初めてでした。 このクオリティでぜひポエニ戦役が観たい! |
| 天才カエサルはここにおらず 評価: |
| このドラマは、古代ローマを舞台装置にすることで、現代の倫理観や道徳観念からは逸脱した(子供には見せられない!)エロティックかつグロテスクな愛憎渦巻くドロドロのドラマを違和感なく展開することに成功している。史実のエピソードはそれを再現することにはこだわらずに少し脚色して練りこんでいる感じだ。逆に当時の暮らしぶりや風習をうまく取り入れてストーリーを進めることで、ローマ社会の描写にはかえってリアリティーを与えている。 メイキングを見ることである程度は補えるが、内乱の流れの説明が不十分なため、古代ローマ史において最も有名かつ激動の時代のうねりまでは表現し切れていないし、実在した登場人物の描写や扱いには違和感を感じる人もいるだろう(とりわけカエサルは平凡すぎる)。 しかし、史実の描写に目をつむっても、このドラマを見進めてしまうのは、主人公二人の魅力によるところが大きい(二人の名前はカエサルのガリア戦記に登場する兵士から拝借したものだろう) ヴォレヌスとプッロの二人の境遇はころころ変わり、ドラマをぐいぐいと引っ張っていく。二人の静かで熱い男の友情に触れるたびに、彼らがこの激動の時代をどう生き抜いていくのか最後まで知りたくなるはずだ。 |
| 共和制末期のローマの風俗・文化の的確な描写+優れた脚本・撮影+俳優達の熱演 評価: |
| 塩野七生氏のローマ人の物語シリーズの第5巻「ユリウス・カエサル ルビコン以後」に相当する時代が背景の超大作。共和制末期の兵士・元老院階級や庶民の風俗・文化の再現に惜しみなくコストをかけている。まだ皇帝たちの建築ラッシュの前のローマの街の様子、特に庶民の生活が、住居、信仰、スラム街、ギャング同士の争い等、よく描かれている。上流階級の家の作り等は塩野氏の本でも紹介されていたが、それも含めて、犠牲の血をあびる壮絶な儀式、頼りとする奴隷との信頼関係、結婚、オクタヴィアヌスが後に綱紀粛正を徹底せざるを得なかった風紀の乱れ(その彼自身の嗜好もほめられたものではないが)等、何れも百聞は一見に如かずだ。 ローマ人の生活を忠実に再現しつつ、軍団出身の男性2人の熱い友情及び周囲の人々を巻き込む波乱万丈な物語と女たちの争い(特にオクタヴィアヌスの母アティア対ブルータスの母セルウィリア)とにスポットをあてるために、大きな逸脱はないが史実を脚色している。明らかに史実と違う点もある。しかしそんなこともあったのではないかと思わせる、歴史との接点をしっかり保った脚本が素晴らしい。塩野氏の本ではアティアは全く触れられていなかったが、本作では重要人物でその造形が面白い。あと、アントニウス、クレオパトラ、オクタヴィアヌスと彼を支えるアグリッパ等若きローマの指導者は私が持っていたイメージ通りでしたね。オクタヴィアは貞淑な人と思っていたので、本作では意外に思う場面もある。俳優達はチネチッタ・スタジオを中心にした撮影のため2年間イタリアに滞在したという。エキストラもイタリア人。イタリア人スタッフのプロの仕事とイタリアでの撮影が映像に歴史の奥深さを与えている。 大規模な戦闘シーンがもっとあればとも思うが、今後古代ローマの映像作品の規範となる秀作であることは間違いない。 |
| 塩野七生さんの「ローマ人の物語」の読者から見た「ROMA」 評価: |
| すでに塩野七生さんの「ローマ人の物語」を全編読破していた。 歴史物の海外ドラマを見たのは初めてだったが、すごく楽しめた。見始めてから ほぼ一気に見てしまった。史実を忠実に再現してドラマ化したというよりは、や はりエンターテイメントなので人物の描き方も、脚本も少なからぬ演出が施され ている。ほぼ全編が、損得、謀略、裏切り、愛と憎しみで埋め尽くされていると 言っても過言ではないのだけれど、それがかえって真実に近いのではないかと思 わせるほどリアリティーが感じられるし、不自然さが目立たない。 さらに特筆すべきは、時代だけを過去に持って行くだけで、ものの考え方や生活 週間などは現代のままというのがよくある「歴史もの」であるが、このドラマは 決してそうではない。時代考証が入念になされている後が伺える。奴隷という身 分や政治における女性の存在、セックス、暴力を含む「力」の意味など・・・。 このドラマだけをみて歴史を学ぶのは危険だと思うけれど、このドラマは歴史を 勉強する上で教科書では絶対に得ることのできない情報を知ることができると思 う。 このドラマの主人公はカエサルやポンペイウスではなく、一般市民の兵士である ヴォレヌスとプッロであるとされる。性格が正反対のこの師弟は確かに存在感が あるが、アティアやアントニウスも負けず劣らず目立っていた。特にアティアと いう人物の描き方がとてもうまくてずっと注目しながら見ていた。 |
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